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2010/02/18

Hildegard 2005(ヒルデガルド)

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 朝おきて、寒すぎる・・・と思いつつ外を見たら、案の定雪が降っていた。雪が降ると東京では特に交通機関が乱れるので、会社に行く気がなくなってくる。

 さて今宵はカリフォルニアの白ワイン。本当は昨夜飲んだワインの記事を載せたかったのだが、「ワインの事故」により断念し、今日に至っている。
 まずコルクを抜く時点でいやな予感がした。いつもなら簡単に抜けるはずのコルクがこれでもかと言うくらい硬くなかなか抜けない。
 苦戦しつつ抜いたコルクの状態をチェック。キャップシールにも染み出ていないし、コルクも下のほうがぬれているだけ。まぁ大丈夫かと思いつつ、コルクの香りを嗅いだところ明らかにおかしい香りがする。ブショネではないが、普通の赤ワインの香りがしない(そのワインは、トスカーナのサンジョベーゼ)。やばいのを引いてしまったなぁ・・・と思いながらグラスに注いで香りを確かめようとしてびっくりした。なんという刺激臭・・・。その香りを例えるならば、非常に質の悪いバルサミコの香りをもっと酢に近づけたような香り。一応口に含んでみたが、完全にビネガーと化していた。こうなると料理にも使えない。

 ヴィンテージは2005でそんなに古いワインではないが、まぁこんなことも偶にはあるからねぇと自分に言い聞かせて、そのままシンクに流した。ここ数年自分で購入したものに関して事故は全く無かっただけにちょっぴりショック。


 さて、気を取り直して今宵の一杯を。このワインはオー・ボン・クリマのヒルデガルドという白ワイン。カリフォルニアにしては珍しく、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、アリゴテの混醸になる。ヒルデガルドと言うのはシャルルマーニュ大帝の妻のことで、赤ワイン好きのシャルルマーニュ大帝に白ワインを勧めるためにこの三種のブドウをブルゴーニュのコルトンに植えたそうだ。このワインもそんな話しに倣って作られたとのこと(バックラベルにも説明書きがあります)。

 ちなみに、何故白ワインを勧めたかと言えば、シャルルマーニュ大帝は髭が長く、赤ワインを飲むたびに髭が汚れたそうで、それをヒルデガルドが気持ちよく思っていなかったからと言われている。
 ただ、ブルゴーニュのコルトンをはじめとするコート・デュ・ボーヌはヒルデガルドが植えたとされるピノ・ブラン、ピノ・グリ、アリゴテでは無くシャルドネの名醸地として名を上げている。


 小ネタはこのくらいにしておいて早速飲んでみよう。
 香り、焼きリンゴ、アーモンド、バターたっぷりのブリオッシュ等、甘くて優しい香りが。メイン。ここのワインは、香りの出が「これでもか!!香りを確かめて見やがれ!!!オラ!!」と言うようなニューワールド特有のガチムチ系ではなく、上品なところが良い。味わいは、割りとしっかりと主張する酸味、その後にとろりと感じるほどに凝縮された果実味。ブラインドで出された場合、酸味が気になるが、確実にシャルドネ!と高らかに宣言してしまうだろう。
 このワインはもっと高いのだが、ここ最近何故かオー・ボン・クリマ&カレラを安く買えることが多いので、積極的に買っている。オー・ボン・クリマに関しては高いものから安いものまで、品質が安定しているので個人的に外さない造り手だと思っている。

 昨夜のワインショックを吹き飛ばすくらいおいしいワインを飲めたので、本当に満足できた。


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面白いのでバックラベルの全文を引用しておきます。
At the turn of the ninth century, Hildegard was in a tizzy. The Empress, by marriage, of the world's most important empire could not keep her castel clean. Charlemagne, notably abstemious for the times at 3 cups per day, was not the problem. His court, The parties, too much red wines, the spillage... So Hildegard used her wiles to have Pinot Gris(Beurrot) and Blanc planted in portion of the Corton vineyard along with Aligote. This wine is a revival of the original composition of an historic bottling.

 意外や意外。シャルルマーニュ大帝は、日に三杯のワインしか飲んでいなかったのか・・・(大して酒が好きではなかったようです。)。
 上に書いた「髭が~」ではなく、ラベル裏の話だとシャルルマーニュ大帝の臣下(His court)関係者?(The parties)が赤ワインを飲みまくって城が汚れて仕方がなかったとあります。「髭が~云々」の話は何かの本で見た覚えがあるだけなので、バックラベルの説明の方が正しいのかも。まぁ諸説あるんでしょうけど。

データ
作り手:Au Bon Climat (オー・ボン・クリマ)
銘 柄:Hildegard 2005(ヒルデガルド)
格付け:AVA Santa Maria Valley
セパージュ:ピノ・ブラン 55%, ピノ・グリ40%, アリゴテ5%
価 格:2,650円

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