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2009年9月

2009/09/30

Clos Fourtet 1997(クロ・フルテ)

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 今宵は、サンテミリオンのワインを。クロ・フルテというワインです。ボルドーワインは普段はあまり飲まないのですが、ちょうど良い飲み頃の物を見つけてしまうとついつい買ってしまいます。値段は忘れてしまいましたが、このワインもそんな一本です。

 昨日あるBarで今年飲んだメルローで一番旨かったのは、今のところCh Pavie 2002という話をしていて、そういや家に97のクロ・フルテが寝てた(゚∀゚)!!というのを思い出しました。今日は、朝っぱらからこれを飲もう!と心に誓って仕事をやっておりました。

 長らくうちで寝ていたので、死んでいなければいいけれど・・・


 さてそれでは早速飲んでみますか。
 色は流石に12年経っているということで、柘榴のような色合い。真朱より猩々緋の方が近いか。香りは、カシス、ブルーベリー、過熟したイチゴの甘い果実の香りと、コーヒーの様な香ばしいニュアンス、他にタバコの葉や少々獣臭も。しばらく放置していたら黒糖の様な香りもでてきました。口に含むとまず非常に優しいシルクの様な口当たりと、控えめな酸味が感じられ、柔らかいがしっかりと果実味があり、タンニンもいい感じで溶け込んでいます。
 サンテミリオンのワインは何故こんなにも柔らかいのだろう?他の地域・国のメルローではこういう風にはならないんですよね。このワインのアルコール度数は12.7%なんですが、久々に赤ワインで12%台のワインを飲みました。ここ最近は温暖化の影響かそれとも造り手の方針か、13%、14%のワインが多くなっていますが、このくらいの度数帯のほうが飲みやすいですね。

 やっぱり熟成はいったボルドーワインは美味い。ブルゴーニュももちろん美味しいのですが、年数経ったワインに関してはボルドーの方が安定感があって安心です。ブルゴーニュは古ければ古いほど(同ヴィンテージのボルドーと比較して)博打度がUPすると思います(個人的経験上)。


 サンテミリオンといえば、地域ごと世界遺産になっていることで有名です(もちろんブドウ畑も含まれる)。死ぬまでに一度行ってみたい場所のひとつですね。

データ
作り手  :Clos Fourtet(クロ・フルテ)
銘 柄  :Clos Fourtet 1997(クロ・フルテ)
格付け  :AC Saint-Emilion Grand Cru(1er Grand Cru Classe)
セパージュ:メルロー 72%, カベルネ・フラン 22%, カベルネ・ソーヴィニヨン 6%
価 格:-

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2009/09/23

Francoise Bedel Doux(フランソワーズ・ベデル・ドゥー)

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 真昼間の更新です。昼間に飲むものといえばやはり・・・

シャンパーニュ

これしかないでしょう。いつもなら夜に「今宵は・・・」と始める当Blogですが、昼間に開ける理由がいろいろありまして、
 ・明日は始発で仕事にいく必要がある
  →遅くまで飲めない
 ・このシャンパーニュは甘口である
  →夜の飯時には合わない
 ・天気がそんなに悪くない
  →どんよりシャンパーニュは寝起きに限る(独断と偏見)

さて本日の一本はDoux(ドゥー:甘口)のシャンパーニュです。おさらいもかねて、シャンパーニュの甘辛度のランクを、と思いましたがその前に甘口-辛口はどのようにして決められるかを書いておきます。

 シャンパーニュは製造の最終工程でリキュールを加えます。そのリキュールを加える工程をDosage(ドサージュ)と言い、そのリキュールのことを「門出のリキュール(liqueur d'expedition)」と言います。そのリキュールを足した結果の残糖分が甘辛表示の基準になるわけです。では、辛い順番から(手持ちの資料が古いのですが、大幅に変わっていないと思うので多分問題は無いはず。)

---------残糖分 0g/l~3g/l---------------------
1.1 Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
1.2 Brut Zero(ブリュット・ゼロ)
1.3 Ultra Brut(ウルトラ・ブリュット)
1.4 Brut Sauvage(ブリュット・ソヴァージュ)
---------残糖分 0g/l~6g/l---------------------
2.  Extra Brut(エクストラ・ブリュット)
---------残糖分 0g/l~15g/l--------------------
3.  Brut(ブリュット)
---------残糖分 12g/l~17g/l-------------------
4.  Extra Sec(エクストラ・セック)
---------残糖分 17g/l~35g/l-------------------
5.  Sec(セック)
---------残糖分 33g/l~50g/l-------------------
6.  Demi Sec(ドゥミ・セック)
---------残糖分 50g/l以上----------------------
7.  Doux(ドゥー)


 普段店で見かけるのはBrutが圧倒的だと思います。Brutでも残糖分には幅があるので、味はそのメゾンによりけりです。全くドサージュをしない場合でもBrut表記でいけますので、どうしても主張したい意外は1.1~1.5の表記はしてない場合のほうが多いかもしれません。

 さて、今回のシャンパーニュは残糖分が65g/lということなので、Doux(ドゥー)になります。手に入りやすい甘口のシャンパーニュですと、ロデレールのカルト・ブランシュ、モエのネクタール、ヴーヴ・クリコのホワイトラベルがDemi Sec。テタンジェのノクターンがSecで、Doux自体を飲むのが初めてです。ここは所謂RMで「自然派」と呼ばれる造り手です(エコセールの認証を取っている。)個人的にはRMだろうが自然派だろうが飲んで美味しければ何でもいいというスタンスなので、その辺には深くは触れません。


 それでは、早速飲んでみましょう。
 香りは、蜂蜜、オレンジピール、黄桃のあまーい香りがまず漂います。んで、少々ランシオ強め。ここ最近ランシオの効いているシャンパーニュはあまり飲んでいなかったので、かなり好印象。香りから甘さが伝わってきます。ロデレールのカルト・ブランシュの香りはバターでいためた焼きリンゴ的な香ばしい感じですが、こちらのほうは果物のシロップ漬けといったニュアンス。んで味わいですが・・・まずは優しく繊細な泡が口内に広がると同時に、上品な甘さが感じられます。甘い!これ本当にシャンパーニュ?と思えるほど甘いです。甘いのですがべっとりとした甘さではありません。その理由はしっかりと酸味が効いているからでしょう。アフターに感じる酸がとてもいい。甘くて酸が効いているワインといえば、ドイツのリースリングなんかが筆頭ですが、若いドイツリースリングの「刺す」ようなフレッシュな酸味ではなく、マイルドだが、ただしっかり自己主張しておくという感じの酸味かなと。


 美味しいデザートが食べたい。イチジクのタルトとか・・・


 甘くて、美味しくて、心がホッとするシャンパーニュです。気軽にこういうワインが飲めればいいんですけどね。値段考えるとロデレールのカルト・ブランシュに一本ですが、ランシオと酸味が良いこのシャンパーニュも捨てがたいものがあります。

 甘いワイン最高!


データ
作り手:Francoise Bedel(フランソワーズ・ベデル)
銘 柄:Francoise Bedel Doux(フランソワーズ・ベデル・ドゥー)
格付け:Champagune
セパージュ:ピノ・ノワール 34%, ピノ・ムニエ 33%, シャルドネ 33%
価 格:8,900円

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2009/09/14

Gevrey Chambertin 2007(ジュヴレ・シャンベルタン)

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 今宵は再びブルゴーニュワインを。ロベール・グロフィエのジュヴレ・シャンベルタンです。今月は同じ造り手、同ヴィンテージのボンヌ・マールを飲みましたので、簡単な比較でも出来ればと思います。ただ、方やグラン・クリュ、一方今宵のワインは村名ですが・・・とは言っても、造り手はグロフィエ。非常にレベルが高いので、期待したいところです。


ジュヴレ・シャンベルタン村は↓




大きな地図で見る


Google Earthに重ねるワイン地図用のレイヤを探してるんですが、どっかにないかしら?
フランス版だけでもいいのでINAOが作ってくれないかなw


 さて早速ワインをば。香りは、チェリー、カシス、プラムなどの果物やスミレの花、少々香木の様なスパイシーなニュアンス。また、天気のよい林の中のような、清涼感ある草木の香り、奥のほうにほんの少しですが、なめし皮のような感じもします。味わい柔らかい酸味と、ちょうど良い果実味、ラストに少々自己主張気味の苦味が感じられます(尖った感じではありません)。流石にまだまだ若いので、もちろん真価は発揮していないと思いますが、この時点でも全体は綺麗に纏まっていて、ポテンシャルを感じさせるワインです。やっぱりあと8-10年はほしいかなぁと思ったりします。でも美味しい~。上質でしっかりとした味わいのある素晴らしいワインです。

 同じ2007年のボンヌ・マールはシルクの様な飲み口だったのに比べると(しかも今日のワインより濃いのに)、まだこちらのほうは少々荒っぽさがありました(グラン・クリュと比較するなという話もありますが・・・)。

本日もツマミはエポワスとパン。チーズ美味しいなぁ。もうちょい安くならないものか…

データ
作り手  :Domaine Robert Groffier Pere & Fils(ドメーヌ・ロベール・グロフィエ)
銘 柄  :Gevrey Chambertin 2007(ジュヴレ・シャンベルタン)
格付け  :AC Gevrey Chambertin
セパージュ:ピノ・ノワール 100%
価 格:-


===
前々から思ってたんですが、ワインを擬人化してくれる神はいないものか。
シャンベルたん:ボクっ娘
マルゴーたん:お嬢様
ボジョレーたん:妹
ポマールたん:ヤンデレ

ごめんなさい><

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2009/09/13

純米吟醸 いなたひめ 強力 ひやおろし

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 さて、昨日の流れとはうってかわって日本酒です。ここ最近は土曜日ワインで日曜日は和食&日本酒といったパターンが多いかもしれません。やっぱし米を食わないとね。
 今宵の一献は、秋ということでやはりひやおろしを。
 鳥取県の酒です。稲田姫って櫛名田比売(クシナダヒメ)のことですよね。ヤマタノオロチを退治した須佐之男命(スサノオノミコト)の嫁です。

 この日本酒は強力という米で作られているのですが、鳥取で作られていた米で、一次生産が途切れるも鳥取大学と地元農家、酒蔵の力で復活させたそうです。蔵元のHPに、この米で醸した酒は、「谷川の清流のように澄み渡り、食す肴はその流れに浮かぶように喉元を通り過ぎる」と書いてありました。一旦生産が途切れて、その後復活した米といえば亀の尾や雄町なんかがすぐに思いつくのですが、他にも結構あったりするのでしょうか?

 早速本日の酒を。キリッと冷やして冷で飲んでおります。華やかな吟醸香、香ばしい穀物の香りも。メロンというよりは梨系の香りですね。味わいは酸味が効いていて所謂キレが良い酒です。キレが良いですが薄っぺらい酒ではなく、しっかりとした味が感じられます。飲んだ後の引きもいい。旨いです。


 スーパーの特設コーナーにノドグロが売っていたので一匹買って、塩振って焼きました。脂がのっててこれがうまい!

データ
作 り 手:株式会社 稲田本店(鳥取県米子市)
銘  柄:純米吟醸 いなたひめ 強力 ひやおろし
米   :強力
精米歩合:55%
日本酒度:-
酸  度:-
価  格:1,400円(四合)

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2009/09/12

シャルドネとピノ

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 さて。今宵は友達と酒を酌み交わしております。開けている酒はタイトル通りシャルドネと、ピノ・ノワールです。シャルドネはカリフォルニアのキスラー。ピノはブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・クロ・デ・レアです。うちの部屋に来る前に電話があり、「OldとNewどっちが良い?」と聞かれたのでOld worldを選択。結果ミッシェル・グロのフラグシップワインと相成りました。

 ここ最近は週末になると、酒を飲みつつギターを弾いてみたりするのが恒例になっておりまして、今宵もそんなのりでスタートしたのでした。面白いことに多少酒が入ったほうが指の動きも滑らかになりますね。


 さて、それでは早速キスラーから・・・バターやナッツ、ブリオッシュの甘いニュアンス、洋ナシの皮の様な少々青っぽい香り、ミネラル香。香りがどんどん出てくる。味わいは・・・カリフォルニアらしく力強いですが、果実味だけではなく上品に感じられるのは、酸味が程よく効いているのと、ミネラル感を感じることが出来るからでしょう。素晴らしいワインです。

 お次はクロ・デ・レア。香りはカシスやフランボワーズなど果実の香りがメインですが、やはり特徴ある獣臭が出てきています。樽も上品な感じで良い感じです。味わいは優しい酸味と凝縮された果実味。アフターに柔らかい苦味が・・・やはりブルゴーニュの一流どころの作るピノ・ノワールはなんとも上品で滑らかです。文句なしにうまいです。


 今日のお供のチーズはフランスのエポワスです。ブルゴーニュのウォッシュタイプのチーズで、表面をマール(ワインの搾りかすから作られる蒸留酒)であらって熟成させます。ちょうど良い熟成っぷりで、中までトロトロの状態。これがまたブルゴーニュワインと最高にあうんですね。キスラーともあわせてみましたが、流石に濃いだけあって、力負けしませんでした。

 ミッシェル・グロのHPには日本語が用意されているので興味のある方はどうぞ。日本への出荷が多いからなのでしょうか?

データ1
作り手  :Kistler Vineyards(キスラー・ヴィンヤード)
銘 柄  :Kistler Carneros Chadonnay 2006 Hudson Vineyard(キスラー・カーネロス・シャルドネ・ハドソン・ヴィンヤード)
格付け  :-
セパージュ:シャルドネ100%
価 格:12,000円


データ2
作り手  :Domaine Michel Gros(ドメーヌ・ミッシェル・グロ)
銘 柄  :Vosne Romanne 1er Crus Clos des Reas 2006(ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・クロ・デ・レア)
格付け  :AC Vosne Romanne 1er Crus Clos des Reas
セパージュ:ピノ・ノワール 100%
価 格:(頂き物の為不明)

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2009/09/10

Le Petit Cheval 2003(ル・プティ・シュヴァル)

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 今宵は、ボルドーはサンテミリオンのワインを開けております。私がボルドーの中で一番好きな赤ワイン、「Chateau Cheval Blanc(シャトー・シュヴァル・ブラン)」のセカンドワイン。ファーストはとてもじゃないけれどお買い求めできるような価格帯ではなくなってしまったのが非常に辛いところですが、セカンドならどうにか・・・(それでも高いですけど)

 なんでこのワインを引っ張り出してきたかといいますと、サイドウェイという映画が日本人キャストでリメイク(今秋公開?)されるとかという記事を見て、そういやサイドウェイではラストでシュヴァル・ブランを飲んでいたなぁ(主人公のとっておきのワインなのです)。と思い出し・・・とにもかくにも飲みたくなってしまったんですね。というわけで、セラーの中から引っ張り出して開けております。
 もう一度ナパ、ソノマでサイドウェイごっこをしたいものだ。

香りは、カシス、ブルーベリー等の黒い果実の香りや少々青っぽいピーマンの香りも少々、あとはヴァニラの甘い香りやコーヒーの香ばしい香りもあります。うーん・・・前回のボンヌ・マールのときにも書きましたが、レベルが違う。口に含むとまずアタックがシルキーで柔らか。柔らかな酸味の後に、口の中に広がるのはブドウをそのまま齧っているかのような凝縮した果実味。甘みとを感じた後アフターの苦味。すべてが心地よい。またアフターの余韻が長い・・・あれ?これってセカンドワインだよな?と思えるほどのクオリティです。流石はシュヴァル・ブラン。


 以前飲んだファーストのインパクトにはもちろん適わないわけですが、それでもシュヴァル・ブランのニュアンスは十分感じることが出来ました。


 今日のツマミはパンとバターとチーズ。久々にリヴァロを食べました。個性的なチーズ(リンド[皮]の香りが強烈)ですがミルクの味が濃くて最高。ワインにも良くあいます。このまま地域つながりでカルヴァドスを一杯やりつつ、葉巻を一本。それで今日は寝ることにします*。

データ
作り手  :Chateau Cheval Blanc(シャトー・シュヴァル・ブラン)
銘 柄  :Le Petit Cheval 2003(ル・プティ・シュヴァル)
格付け  :AC Saint-Emilion Grand Cru
セパージュ:カベルネ・フラン 58%, メルロー 42%
価 格:12,000円

*リヴァロはノルマンディー地方にあるリヴァロ村名産のウォッシュタイプチーズ。(カマンベールと同様村の名前がそのままチーズ名になっている)カルヴァドスはリンゴから作られるブランデーで、ノルマンディが名産地です。

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2009/09/06

石鎚 特別純米ひやおろし

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 スーパーの売り場に秋刀魚や梨などが並んできました。やはりこの時期になると日本酒を飲みたくなります。季節の食材に日本酒で一杯。というわけで今宵の一杯は、愛媛県の日本酒です。

 やはり季節的にはひやおろしが飲みたいなぁと思っていたら見つけたのがこれでした。愛媛は蔵が多いことで知られていますが、関東のほうでは、愛媛の酒をあまり見かけることが無いんですよね。珍しいなぁというのもあり、買ってみました。

 華やかな香りは控えめで、落ち着いた雰囲気、吟香が控えめのほうが個人的に好みです。偶にグラスが近くにあるだけでしつこいほどの吟醸香がする日本酒がありますが、正直その系統の酒は苦手です。そばにあるだけで酔っ払っちゃいます。
 味わいはしっかりとした米の味と、ほどよい酸味があります。辛口でしっかりとした味わいのあるいい酒だと思います。


データ
作 り 手:石鎚酒造株式会社(愛媛県西条市)
銘  柄:石鎚 特別純米ひやおろし
米   :掛け 松山三井, 麹 備前雄町
精米歩合:掛け 60%, 麹 55%
日本酒度:+6
酸  度:1.6
価  格:1,300円(四合)

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2009/09/05

Bonnes-Mares 2007(ボンヌ・マール)

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 今宵は、グロフィエのボンヌ・マールというワインを開けております。ブルゴーニュの赤ワインでもあまり飲む機会の少ないワインでした。
 ボンヌ・マールはChambolle-Mudigny(シャンボール・ミュジニー)村で作られているグラン・クリュ(特級)ワインです。この村にもう一本Mudigny(ミュジニー)というグラン・クリュがあります。ここの村のワインはちょっと北にある、ジュヴレ・シャンベルタンが男性的で非常に力強いワインとすると、ここの村のワインは女性的で、優しく、滑らかなワインといった感じです。
 グロフィエのワインは毎年クリスマスになると男だけで「レザムールス(恋人たち)」という同じ村の一級ワインを飲んでいるのですが、このワインは初めてです。

いつものようにChambolle-Mudigny村の場所は↓




大きな地図で見る

 香り。チェリー、カシス、フランボワーズなどの果実の香りがまずは支配的。んで、ナッツやトーストなどの香ばしい感じ。アフターに少々なめし皮や獣臭も。もっと香りのニュアンスはあるのですが未熟ゆえ表現できないです。まぁあんともいえないくらい素晴らしい香りです。味わいはまず始めに穏やかで柔らかい酸味その後に甘く、しっかりとした果実味を感じアフターに控えめのタンニンが。飲んだ頭から飲み終わるまで違和感も何も無く滑らかに胃の中まで落ちていきます。文句なしに旨いです。やはりこのランクのワイン(造り手も含めて)はやっぱり違うなぁとつくづく考えさせられてしまいました。

データ
作り手  :Domaine Robert Groffier Pere & Fils(ドメーヌ・ロベール・グロフィエ)
銘 柄  :Bonnes-Mares 2007(ボンヌ・マール)
格付け  :AC Bonnes-Mares
セパージュ:ピノ・ノワール 100%
価 格:-

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2009/09/02

Aile d'Argent 2005(エール・ダルジャン)

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 今年の夏は短かった。

 私が東京に来て10年経ちましたが、その中でも一番短かった夏だったと思います。気分的には実家のほうとあまり変わらない感じでした(湿度は比べ物にならないくらいこっちのほうが高いけど)。ほぼ冷房無しでもOK。朝の出勤時間帯もかなり涼しいです。心配なのは米ですね…

 さて、久々の更新ですが、下半期一発目はボルドーの白ワインです。Aile d'Argent(エール・ダルジャン)。『銀の翼』という名のワインになります。ラベル見れば分かりますが、ちゃんと銀色の翼が書いてあります。このワインボルドーの辛口白ワインとしては珍しく、セミヨンの比率がソーヴィニヨン・ブランより高くなっています。大体のところはソーヴィニヨン・ブランが多めで、セミヨンは多くて1/2です。セミヨンの比率がソーヴィヨン・ブランより多いのは貴腐ワインのソーテルヌ、バルザックくらいです。

 このワインは、ボルドー一級のムートンが作っていてこのワイン自体も結構目にしていたのですが、飲むのは初めてです。いままで飲む機会が本当に無かった。ワインショップで、ラスト一本が鎮座しているのを見てついつい買ってしまいましたw


 さて早速…まずは色が濃い。若いソーテルヌ並に色が濃いです。黄金とまでは行きませんがそれくらい濃い。銀色の(argente)では無く金色の(dore)ワインといった趣。香りは爽やかなオレンジピール、若い洋ナシの甘く少し青臭い香り、アプリコット、ヘーゼルナッツ、バニラ、蜂蜜の様な甘い官能的な香り・・・んでミネラル香。非常に複雑です。
味わいは、優しい酸味がまず一発目、その後に凝縮された果実味、甘みを感じるほど濃い。そしてアフターに少々強めの苦味を感じます。いいワインです。美味しい。


 こいつはもっと熟成させて飲みたいですね。もう一本買っておいて我慢して10年は寝かせたいところです。


 自分が飲んだ中でのボルドー白ワインの最高峰はオーブリオン、次点でパブ・クレマンなんですが、今回飲んだエール・ダルジャンはその二つと比べると、ベクトルが別方向に向いているのかなと思います。私にとってこのワインは力強すぎるw(下品ではなく上品なんですが)自分の好みはグラーヴの白ワインかなぁ・・・。


 久々に今日作った一皿をうp。ハムのガレットじゃがいも添えです。ハムのガレットといいつつも、メインの具はジャガイモです。パリッとしたパルミジャーノ、シャキシャキとしたジャガイモの歯ごたえが楽しい一品です。




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データ
作り手:Chateau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロートシルト)
銘 柄:Aile d'Argent 2005(エール・ダルジャン)
格付け:AOC Bordeaux(ボルドー)
セパージュ:セミヨン 48%, ソーヴィニヨン・ブラン 38%, ミュスカデル 14%
価 格:10,000円

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