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2009年5月

2009/05/28

ハイ・ボール(復刻版角バージョン)

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 ハイボールといえば角!とは声高に叫びませんが、角のハイボールは何せ手軽で安くて美味しい。が、奥が深い。作りかたちょっとで結構な差が出来てしまうカクテルです。何せシンプルだからというのもあるでしょうが…
 これからジメジメしてきますが(今日も雨模様でした)、そんな時風呂上りにまずこれを一杯、冷凍庫からギンギンに冷えた角とグラスを取り出し、「-since 1937-」のラインまで注ぎ(氷入れないと丁度60ml)、ソーダを一気に。そして、レモンピールを掛ける。これが無いとハイボールは画竜点睛を欠いた未完成品。
 また見た目もいい。霜が張ったグラスの底から泡が立ち上ってくる様は涼しげでそれだけで旨そうに見えるのは気のせいではないだろう。夏に氷水の張った金盥の中にあるラムネが旨く見えるのと同じように、まさしく大人のための飲み物といっても良いのではないだろうか。すぐに飲みたいのを我慢して、グラスのふちに付いた檸檬の香りをまずは楽しむ。なんとも爽やかで、清涼感のある香りだろうか。んでまずは一口…

 勢いに乗って書いてしまいましたが…いつものパターンに戻りましょうか。ハイボールは角じゃなくても楽しめます。ブレンデッドのスコッチウィスキーでも、アイリッシュでも、マッカランでもソーダを突っ込めばハイボールになります。なにせウィスキーとソーダを割るだけなので、何も考えずに気軽に飲める飲み物です。何故に角かといいますと、まずは値段。1000円ちょいあればスーパーで買ってこれます。んで背が高くないので、一人暮らし用の冷凍庫にもすっぽり収まる。そして旨い。個人的にはジョニーウォーカーのレッドラベルなんかで作るハイボールも好きです。

 さて角の復刻版と現行版の違いなどを…まずはアルコール度数が3度ほど高くなってます。現行版は40度ですが、復刻版は43度です。そして香り、復刻版のほうが少々ピートが利いていてスモーキーなニュアンスです。現行版の甘い香りは抑えられています。で、どっちのハイボールが好きかと言われると…個人的には復刻版のほうがいいかなぁと思います。ピートの香りが好きなんですね。

 ちなみにこの復刻版は横浜港150周年の記念ボトルなのですが、記念ボトルではなくてもネットで探せば普通に復刻版が買えます(セブンイレブンとか)。ただ復刻版は1700円位するので、普通の角より少々お高いです。


データ
カクテル名:ハイ・ボール(復刻版角バージョン)
材   料:復刻版・角 60ml, ソーダ 適量, レモンピール x2
作 り 方:ビルド、角を入れてソーダアップ、仕上げにグラスのふちにレモン・ピールを振り掛ける。

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2009/05/27

Marsannay 2005(マルサネ)

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 今宵の一杯はブルゴーニュの白ワインを…

 ブルゴーニュで白ワインと言えば、最北端にあるシャブリ、コート・ド・ボーヌ地区にある、コルトン、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ辺りが名醸地として名高いのですが、今回は赤ワインで有名なコード・ド・ニュイ地区にあるマルサネの白ワインを飲んでいます。コード・ド・ニュイ地区は赤ワインがメインで白ワインにスポットが当たることは一部のワイン(ミュジニーの白とか)以外ほとんどないと思います。
 マルサネは、ロゼワインが有名な村で(現在の生産量は赤ワインのほうが多い)、安かった時代はちょくちょく買って飲んでいたのですが、為替の影響で値上がりしてからはあまり買わなくなってしまいました。ココ最近は円高の影響で、どこの店でも円高差益セールなるイベントをやっていてそこでふと見つけたワインです。


マルサネの場所は↓
コート・ド・ニュイの村を北から順番に覚えるときに一番最初に出てくるのがここです。




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 作り手に関しては、インポーターのページを見たほうが早いし正確だと思うので、そちらを見ていただくことにして、早速飲んでみましょう。

 香りは…寝てる、香りがぜんぜん立ち上がってこない。というわけで暫く放置しました。気を取り直して、香りはミネラル香がまずメイン、柑橘系のフレッシュな果実の香り、蜂蜜、ヘーゼルナッツの様な香ばしいニュアンスも。あと甘い蜜のような感じもします。始めの印象は、「これはブルゴーニュのシャルドネ?」と一瞬戸惑いましたが、香りが開いてくるとともにいい感じに。口に含むとキリッとした綺麗な酸味と優しい果実味、アフターに一本筋の通った苦味を感じます。何せ酸味がいい。もうちょい寝かせればタンニンと酸味がいい感じに混ざり合ってもっと美味しくなりそうな気もします。ミネラル香と酸味が印象的なので暑苦しいシャルドネではなく、今ぐらいの気候でもすっきり飲めるワインですね。


それにしても皆HPもってるのね。ブルゴーニュはシンプルというか一昔前のHPって感じだけど、ボルドーFlash全開でびっくり。流石ボルドーと言うべきか…

データ
作り手:Domaine Thierry Mortet(ドメーヌ・ティエリー・モルテ)(言語は英・仏・独)
銘 柄:Marsannay 2005(マルサネ)
格付け:AC Marsannay
セパージュ:シャルドネ 100%
価 格:2,400円

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2009/05/24

LE PERGOLE TORTE 2004(ル・ペルゴール・トルテ)

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 本当にご無沙汰しまくっていたイタリアワイン。トスカーナのサンジョベーゼ 100%で造られるワインです。トスカーナ、サンジョベーゼといえばすぐさま浮かんでくるのが、イタリア赤ワインの代名詞キャンティ。今でこそサンジョベーゼ100%でもキャンティを名のることが出来ますが、1996年まではサンジョベーゼのほかに、別のブドウを混ぜないとキャンティと名のることは出来ませんでした。あくまでメインはサンジョベーゼで、他にカナイオーロ・ネロ、マルヴァージア、トレッビアーノ・トスカーノあたりを混ぜる必要がありました。
 ここの作り手はキャンティを名のることを辞めて、サンジョベーゼ100%にし、DOCGではなくIGT(地酒)としてリリースすることにしたワインがこれです。1977以降、毎年ラベルを買えてリリースしてます。共通点は女性の顔が必ず入っているということ。ちなみに2004年のラベルは日本人のヨウコさんという方だそうです。

↓MONTEVERTINEの場所 最寄の大都市はフィレンツェですね。




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 さーて早速飲んでみましょうか…久々のイタリアワイン…wktk
 香りは、カシスやプルーンなどの黒い果実や、ブラックペッパー、丁子などのスパイシーなニュアンス、他に少々硬いミネラル香など…香りで逝ける…
 口に含むと、非常に柔らかくシルキーな口当たりで、サンジョベーゼってこうだったっけ?と一瞬思考停止してしまった。んで果実味がいい果実味は力強いが下品ではなく、エレガント。その後に感じる滑らかなタンニン(苦味)。要素が自己主張しているわけではなく、調和に向かっていると思わせるこのワイン。本当にまだ5年しか経っていないのか?以前イタリアで買ってきた2001年より個人的には好きかも。

 


(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!


 このクラスのワインになると、全体的にはエレガントなんだけれども、ブルゴーニュのピノなんかと比べると、ちょっと田舎っぽい素朴な感じが残っているのがサンジョベーゼの魅力かなと個人的に思ったりしている。


データ
作り手  :MONTEVERTINE(モンテヴェルティーネ)
銘 柄  :LE PERGOLE TORTE 2004(ル・ペルゴール・トルテ)
格付け  :IGT TOSCANA
セパージュ:サンジョベーゼ 100%
価 格:8,000円

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サン・スフル 2007 (山形県産マスカット・ベリー・A種 100%)

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 さて、タケダワイナリー再びです。以前飲んだ「シードル」が美味しかったので、サン・スフルシリーズで別のワインを買ってみました。ブドウはマスカット・ベリー・Aという日本の赤ワインでは非常にポピュラーなブドウで、山梨、長野、山形のワイナリーでは必ずといって良いほど見るブドウです。ちなみにこのブドウ、ワイン専用のブドウではなく、そのままでも美味しくいただけます。勝沼あたりにいけばぶどう狩りでGETすることも可能です。
 そいうえば以前最寄り駅のスーパーでも、甲州や甲斐路などと一緒にマスカット・ベリーAが並んでた覚えが…。一人暮らしゆえブドウ一房は大杉ということでなかなか買ったりはしないのですが、たまーに甲州摘みながら甲州ワインを飲むのもいいもんです。

 さて、このワイン、ワインなのに王冠で栓がしてあります。もしやシードル並みに爆発したらどうしよう…と少々ビビリながら開けてみました。開けた瞬間「シュッ」とガスが抜けたくらいで、吹き零れるというようなことはありませんでした。

 グラスに注ぐと、無ろ過ということもあり、濁ってます。家の実家で売っている「山のきぶどう」ジュース(山ぶどうから作ったぶどうジュース。オススメ)のような感じです。香り、ブルーベリーや酵母の香り。口に含むと…やさしい酸味と軽い泡を口の中に感じます。開けたてでペティアン並みかな?味わいは、、甘くないきぶどうジュース。いかん、頭の中かは「山のきぶどう」で一杯…。アルコール度数は12%なんですけれども、あまりアルコールを感じず、スイスイのめます。夏に気軽に飲める赤ワインと考えればいいのかな?


データ
作り手:タケダワイナリー
銘 柄:サン・スフル 2007 (山形県産マスカット・ベリーA種 100%)
格付け:-
セパージュ:マスカット・ベリー・A 100%
価 格:1,680円

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2009/05/21

りんご名人 辛口

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 さて、今宵も日本のワインを。シードルです。以前は、山形のタケダワイナリーのシードルを飲みましたが、今宵は長野県のシードルです。シードルは以前から書いてある通り大好きでして、大体はフランスのVal de Ranceばっかり飲んでいるのですが、日本でもりんご多く作ってるんだから(東北全般、長野)日本も美味しいシードルがあるはずだ!ということでネットで物色していたところ、見つけました。辛口のシードル。瓶内二次発酵で、りんごは「ふじ」。タケダワイナリーと同じですね。

 さて早速飲んでみましょう。香りは正に「ふじ」です。タケダワイナリーのシードルは香ばしい酵母の香り(イースト・パン)もしましたが、こちらのほうは殆ど感じません。

 糖分をきっちり酵母に喰わせていることもあって、アルコール度数は8%と弱めのドイツワイン並みとなっています。味わいは正に辛口、キリッとした印象。泡立ちはあまり強くないので、泡物が苦手な方でもOKだと思います。気軽に行けますが、味わいもちゃんとあって美味しいです。

 実はこの他にも、ヴィンテージシードルというのも買ってます。その記事はまた後日。あとシードルを買ったらサービスでふじで作ったりんごジュースがおまけでついてました。ありがとうございました。ジュースも美味しくいただきました。

良いぞ!日本のシードル!
もっと市場に出回ってほしいなぁと思います。


データ
作り手:小布施酒造株式会社 楠ヴィンヤーズ
銘 柄:りんご名人 辛口
格付け:-
セパージュ:ふじ 100%
価 格:1,680円

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2009/05/20

Auxerrois 2006(オーセロワ)

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 今宵はちょいと珍しいワインを…。ルクセンブルクのワインです。ところでルクセンブルクってどこにあるかすぐに出てくる人はいますか?場所的には、南はフランス、北はベルギー、東にドイツに挟まれた場所にあります。んで、面積は神奈川県程度という非常に小さな国です。
 このワインの作り手はChateau de Schengen(シャトー・ド・シェンゲン)というのですが、シェンゲンと聞くとシェンゲン協定しか思い浮かばない…

 ドイツに近いこともあり、ドイツ国境近くにはモーゼル川が流れていて、今宵飲んでいるのはモーゼル川の近辺で作っているワインです。よってモーゼル川を北にさかのぼると、ドイツワインの名醸地に行き当たります。
場所は↓




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 さて…このワインはオーセロワというブドウで作られています。ここの土着品種というわけではなく、アルザスやドイツでも栽培されてクレマンなんかに混ぜたりしています。とは言っても他のリースリングやゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリと比較すると明らかにマイナーなブドウ品種です(小ネタ:クレマン・ダルザスにゲヴュルツは使用できません)。単独セパージュで飲むのは初めてなので、ちょっと期待。

 香りミネラル香、グレープフルーツの皮、青りんご等のフレッシュな印象。ドイツ・モーゼルのワインというより、フランスのアルザスワインに近いタッチだと思います。口に含むと、フレッシュな酸味と本当に軽い甘みを感じアフターに割と強めの苦味を感じます。口に入れた瞬間はドイツワイン、アフターはアルザスのピノ・グリといった感じでしょうか。トロリとした味わいはアルザスのピノ・グリに近いかなという感じがします。

データ
作り手:Chateau de Schengen(シャトー・ド・シェンゲン)
銘 柄:Auxerrois 2006(オーセロワ)
格付け:AC Moselle Luxembourgeoise(モーゼル・ルクセンブルグワズ)
セパージュ:オーセロワ 100%
価 格:2,600円

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2009/05/18

ペティアン・ド・マルス

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 先月に宣言した通り、今宵は日本のワインを…
 甲州で作った泡物です。名前にあるペティアンという表記は、フランスワインでも出てきます。フランスで言う泡物は総称してVin Mousseux(ヴァン・ムスー:Vin=ワイン,Mousseux=発泡性の)といいますが、ペティアンは本格的に発泡するというようなものではなく、微発泡のワインになります。今日なんかは非常に爽やかな天気だったので、泡物はバッチリです。

 まずグラスに開けると結構濁ってますね。あえてそのような作りにしているのでしょう。バックラベルを見ると瓶内二次発酵と書いてます。

 さてさて、それでは早速…
 
 香りは、瑞々しい梨(洋ナシではなく幸水のような和梨)の香りと、イースト香(パン)、そして柑橘系のフレッシュなニュアンス。口に含むとフレッシュな酸味と、爽やかな軽めの泡が口の中に広がったあと、しっかりとした果実味を感じます。飲む前は多少甘く作っているのかなと思っていたので、甘みがほとんどなくガッチリ辛口の飲み口は結構意外でした。いい感じです。


またこのワインはスクリューキャップ式になっているので、開けるのも楽。全部飲みきれなくても次の日くらいまでは保存がききます。


データ
作り手:本坊酒造株式会社 山梨マルスワイナリー
銘 柄:ペティアン・ド・マルス
格付け:-
セパージュ:甲州 100%
価 格:1,500円

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2009/05/17

California Pinot Noir "Isabelle" 2006(カリフォルニア・ピノ・ノワール"イザベル")

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 5月初の更新が、中旬過ぎてとか…来週からとり貯めたネタをUPして行こうかと思っていましたが、やめることにします。やっぱり飲んだときの印象はそのときが一番強く残っているので、記憶をたどりながら書いてもあまり意味がないかなと。

 さて。今日の東京は非常に微妙な天気で、雨はあまり降らないものの台風かと思えるような風がビュービュー吹き荒れる天気でした。そんな感じなので、もちろん気温は上がらず、妙に湿度だけあるいやな気候になっています。

 ジメッとした時には軽くラムをソーダアップして軽く飲むか、ワインなら泡物…という選択肢になるのですが、せっかく気温が下がったんだからピノでも飲むかということで、カリフォルニアのワインを開けています。カリフォルニアのピノの名手、ジム・クレンデネンが醸す"イザベル"です(イザベルは自身の娘さんの名前)。ちなみに他に、ノックス・アレキサンダーというピノも作っているのですが、それは息子さんの名前です(ノックス君)。


 久々のピノ…(;゚д゚)ゴクリ…


 香り…ブラックチェリー、カシスなどの黒い果実の香り、甘いハーブ…香木の様な少々スパイシーな香りなど。エレガントで上品です。樽香は強くはなく控えめで上品。この辺はアンリ・ジャイエの元で修行したということもあるのでしょうか。ニューワールドのピノ・ノワールぽっくないですね。
 口に含むとやさしい酸味と凝縮されてはいるが、野暮ったくない素晴らしい果実味を感じ、アフターに少々自己主張のある苦味(タンニン)を感じます。アフターに鼻に抜ける香りが…最高にいい。

 やっぱりピノ・ノワールは美味しいなぁ。今日はフランスのチーズを摘みに飲んでますが、本当は肉が食べたいところです。

データ
作り手  :Au Bon Climat(オー・ボン・クリマ)
銘 柄  :California Pinot Noir "Isabelle" 2006(カリフォルニア・ピノ・ノワール"イザベル")
格付け  :-
セパージュ:ピノ・ノワール 100%
価 格:6,000円

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