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2009年4月

2009/04/26

Brauneberger Juffer Riesling Kabinett 2005(ブラウネベルガー・ユッファー・リースリング・カビネット)

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 今宵もドイツワインで一献。
 土曜日とうって変わって今日は天気もよく、すごしやすい気候でした。暑くもなく寒くもなく。前回は「フリッツ・ハーク」だったのですが、今回はフリッツ・ハークつながりのワインです。つながりというのは何かといえば、今回開けている「SCHLOSS LIESER(シュロス・リーザー)」はトーマス・ハークという方がやっているワイナリーになります。名前で想像がつくと思いますが、フリッツ・ハークと何かしら関係があるということです。(実際はフリッツ・ハークをもっているヴィルヘルム・ハーク氏の長男)。というわけで何かしらの共通点があるのか、はたまた、全く違うものを作っているのかかなり興味をそそられるというものです。

いつものようにGoole先生の地図を張っときます。
↓ブラウネベルグ ここから近い名醸地は東にベンカステル(医者の畑)、北東にヴェーレン(日時計の畑)、西にピースポート(黄金の雫の畑)というところですね。




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 さて、飲む前に畑の話でもここブラウネベルク地区には今回飲んでいる、ユッファーという畑と、ユッファー・ゾンネンウーアーという有名な畑があります。ちなみに、ゾンネンウーアーは、東側のヴェーレンにある、ヴェーレナー・ゾンネンウーアー(ヴェーレン村の日時計)が有名です。ユッファーは「乙女」という意味なので(畑が尼僧修道院に属していたことに由来)、ユッファー・ゾンネンウーアーというのは「乙女の日時計」という意味になります。ちなみに「乙女の日時計」はターニッシュ、フリッツ・ハークともに畑を所有しているので、機会があれば飲んでみたいなと。

 少々脱線しましたが、早速「乙女」を飲んでみましょう。
 ライムの様な柑橘系果実の香りと、ミネラル香、弱いですがスモーキーな香り(燻したような)感じです。石油香は殆ど感じません。口に含むと、舌の上にピチピチと感じるほどのフレッシュな酸味と、これがカビネットかと思えるくらい凝縮された果実味、上品な甘みが舌の上に広がり、アフターにそれらを綺麗に流していく苦味が…そして、飲んだ後の余韻が長い。非常にレベルの高いリースリングだと思います。

このワインは今飲んでもフレッシュな感じを楽しめますが、あと10年熟成したらどうなるのか…10年後に飲んでみたいワインです。

 前々から書いていますが、ドイツリースリングの魅力は、ただ甘いだけではなく、しっかりとした酸味があること。酸味と甘みの奇跡的に思えるほどのバランスこそがドイツリースリングの真骨頂であり、ほかの国では決して真似できない部分だと思っています。


データ
作り手:SCHLOSS LIESER(シュロス・リーザー)
銘 柄:Brauneberger Juffer Riesling Kabinett 2005(ブラウネベルガー・ユッファー・リースリング・カビネット)
格付け:QmP Kabinett
セパージュ:リースリング 100%
価 格:3,000円

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2009/04/23

サン・スフル シードル 2008

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 今宵は、軽くシードルを開けています。シードルといえば以前載せた、フランスのヴァル・ド・ランスが家の定番シードルなのですが、日本でもりんごが良く取れるということもあり、日本でもシードルを作っています。有名なのはニッカのシードルかと思います。
 今宵のシードルは山形のワイナリーで作った物ですが、私の地元(岩手)でもシードルを造っているワイナリーを見つけたので、今度それを飲む予定です。
 私は、海外のワインを飲むことがほとんどで、日本のワインは気が向いたらという感じでしたが、今年は出来るだけ日本のワインを紹介していきたいと思っています。

いつものようにタケダワイナリーの場所↓




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 このシードルは日本ではおなじみの「ふじ」から作られています。さて早速飲んでみましょう。まずは開けてびっくり。泡が強い。ガス圧4.2って…ビールが大体2-2.5気圧、普通のスパークリングワインが4-5気圧ということを考えるとかなり強いです。フランスのシードルよりもシュワシュワいってます。んで澱全開で濁ってます。これ栓が王冠なんですが、瓶内二次発酵ってことなのかな?(フランスのブランケット・ド・リムー同様メトード・アンセストラルのようです)
 香りは、普段の知っているりんごの香りが優しくなったニュアンスで、あとは少々香ばしい酵母の香りがします。私の好きなヴァル・ド・ランスのシードルよりもとっつきやすい香りだと思います(材料がふじだからかな?)。口に含むと泡が一気に口内に広がった後、軽い酸味を感じますが…味わいが結構濃い。泡の勢いで一気のどまでに流れていくので結構スイスイいけますが、りんご丸齧りの様な濃い味わいがあります。日本でもこういうシードルが作れるのかと少々感動しました。うまいです。

 以前飲んだフランスのビオデナミの3,000円 Overのシードルよりもこっちの方がいいです(つかシードルで3,000円ってなんだよって思いましたがw)。


これ限定じゃなくて年中手に入るとうれしいんだけどなぁ。


あ、忘れてましたがこのシードルは甘くありません。んでアルコール度数は6%とお手頃です。

データ
作り手:TAKEDA WINERY(タケダワイナリー:山形県)
銘 柄:サン・スフル シードル 2008
格付け:-
セパージュ:ふじ(山形県産) 100%
価 格:1,500円

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2009/04/19

Riesling 2006(リースリング)

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 桜も散り、ソメイヨシノは葉桜に、そして八重桜が満開。本当に暖かくなってきました。暖かくなってくると、やはり赤ワインよりは白ワインを飲みたくなります。というわけで今宵はこれからの季節にぴったりのドイツ・リースリングを開けております。ドイツのリースリングのいいところは、香り高く、ちょっと甘みがあり、飲みやすい(アルコール度数が低い)ところでしょうか(QbA、カビネットクラスなら)。ココ最近は辛口の「クラシック」や「セレクション」などの規格のワインも出ていますが、個人的には酸がしっかりのっていて、甘みを感じるどドイツワインのほうが好きです。

 さて、今宵のリースリング。モーゼルでは有名な「フリッツ・ハーク」という作り手です。モーゼルといえば、JJプリュム(ヴェーレナー・ゾンネンウアー)、ターニッシュ(ベンカステラー・ドクトール)、エゴン・ミューラー(シャルツホフベルガー)あたりがモーゼルの御三家として出てきますが、フリッツ・ハーク(ブラウネベルク地区)もそれらに勝るとも劣らないワインを作っています。

 さて早速開けてみましょう。香りはライムやグレープフルーツの様な柑橘系フルーツの香りがまずは一発目に感じます。ほかには青りんごや、ユリの花の様なニュアンスも。所謂「ドイツ・リースリングです!」というような石油香は殆どしません。香からフレッシュで溌剌としたワインという印象を受けました。口に含むと爽やかでフレッシュな酸味を感じます(舌の上でピチピチと感じるほど)。その後に軽い甘みとアフターに控えめな苦味を感じます。なんというか、酸味が素晴らしい。このラインの作り手の場合、QbAでも結構甘みを感じたりするのですが、フリッツ・ハークは「甘さ控えめで酸味がバッチリ」といった印象です。2006のヴィンテージに関してはチャート上非常に良い年なので、JJプリュムなどの御三家のQbAも試してみたいと思います。うまいです。


データ
作り手:FRITZ HAAG(フリッツ・ハーク)
銘 柄:Riesling 2006(リースリング)
格付け:QbA
セパージュ:リースリング 100%
価 格:2,500円

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2009/04/08

Savennieres Les Vieux Clos 2006(サヴニエール・レ・ヴュー・クロ)

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 今宵の一本は、ちょっとフランスに戻りまして、ロワールはサヴニエールのワインを飲んでいます。んで造り手はロワールを語るには、はずすことのできない「ニコラ・ジョリー」です。フラグシップワインはクレ・ド・セランというモノポール(単独所有)の素晴らしいワインがあるのですが、今宵はそれではなく、「レ・ヴュー・クロ」というクレ・ド・セランの隣にある畑のワインです。この作り手の造るワインは、コルク開けてもちゃんと栓をしておけば一週間くらいはもつほど力強いワイン(オールドヴィンテージは除く)で、開けた直後より次の日のほうが香りが出るということもよくあります。日々の変化を楽しめるワインです。今回のは2006年とまだまだ若いので、明日以降かな…


 シュナン・ブラン大好きなんですけど、店先で見つけるのはまれなんですよね。売ってれば買うんですが…

↓サヴニエール




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 さて早速飲んでみましょう。
 香りは、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどの種子系の香りと、レモンのような柑橘系フルーツの香り、蜂蜜の甘い香りも、あと杏もあるかな?…。味わい。舌の上でピチピチと感じるほどフレッシュな酸味、凝縮された本当に濃い果実味の後に、爽やかな苦味が舌の上を駆け抜けて行きます。美味しいけど、スイスイ飲めるワインではないですね。腰をすえてじっくり飲みたいワインです。
 あしたも楽しみだな。

データ
作り手:Domaine Nicolas Joly(ドメーヌ・ニコラ・ジョリー)
銘 柄:Savennieres Les Vieux Clos 2006(サヴニエール・レ・ヴュー・クロ)
格付け:AOC Savennieres
セパージュ:シュナン・ブラン 100%
価 格:3,000円

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2009/04/07

上和田 ピノ・ブラン 2007

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 昨日に続いて日本のワイン第二弾。今宵は山形県のワインを開けております。日本でのワイン産地といえば、山梨、長野、山形が本州の三大産地かなと。あとは北海道ですね。昨日飲んだグレイスのピノは、山梨県産ではなく北海道産のワインです。
 ここの作り手のワインは以前から飲んでみたいと思っていたのですが、たまたま新宿の京王で日本のワインフェアという催しをやっていて、運がいいことに売っていたので、早速購入してみました。ブドウ品種は、ブルゴーニュやアルザス、ドイツ、イタリアなどで使用されるピノ・ブラン。イタリアでは「ピノ・ビアンコ」、ドイツでは「ヴァイスブルグンダー」と呼んでいます。

いつものように高畠ワインの地図は↓




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ちなみに上和田地区というのは、ワイナリーから南東にくだった場所にあります。

 さて、早速開けてみましょう。
 香りは、幸水の様な梨の香りや、青りんご、グレープフルーツの香りと、少々ミネラル香。爽やかでみずみずしい印象。口に含むと、舌の上でピチピチと感じるくらいフレッシュな酸味を感じ、酸味とマッチしたいい果実味が。フレッシュな白ブドウを齧ったような感じです。んで、アフターに残る優しい苦味が心地よい。すんごくバランスのいいワインだと思います。
いいですこのワイン。単純に美味しいし、安いし。料理にも気軽に合わせられると思います。


データ
作り手:高畠ワイン株式会社
銘 柄:上和田 ピノ・ブラン 2007
格付け:(山形県産認証ワイン)
セパージュ:ピノ・ブラン 100%
価 格:1,200円

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2009/04/06

グレイス・ピノ・ノワール 2007

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 PCの調子が非常に悪すぎて、格闘すること2時間。やっとこさまともに起動できる状態になったのでBlogUPです。もっと早く飲めてたのに…久々に全フォーマットの刑ですね。

 PCのことはさておき、こんばんは。今宵は日本のワインを開けております。本当は先週は花見をやったのですが、残念ながら地元では2-3分咲きといった様相で、花見よりも酒メインになってしまった感が否めないので、今週末に天気がよければリトライしようと思っています。都内ではもう満開で、ぼちぼち散り始めてきている感じですが、仕事先の芝公園ではまだまだ花見が出来る状態で、昼休みなど外で食べている人も多いようです。

 さて今宵開けているこのワイン、去年グレイスに行った時、試飲をしてきた(2006)のですが、ラベルが違う。このヴィンテージからラベルも普通のグレイスのワインと同じデザインになったようです。2006年のヴィンテージに関しては、今宵開けているワインよりも葡萄の出来がよかったようで、説明資料にも2006と2008がメインで、2007に関してはあまり触れられていない感じでした。ただ、2006ヴィンテージの印象は、あまりよいものではなく、やっぱり日本でピノ・ノワールは難しいんだなぁ位の感想でした。ちなみに試飲したときもグレイスの方曰く、「所謂日本のピノ・ノワールです。」とおっしゃっていて、試飲してみて納得したのを覚えています。

 結構散々言ってますが、ここの造るワインは大好きで、普段も結構買っています。あまり印象のよくない日本のピノでも、グレイスなら…という期待もこめて(しかも安かったし)買ってみたわけです。

 それでは早速開けてみましょう。
 グラスに注いでまず思ったのは、2006年に比べて色が薄い。「雨が降っちゃってブドウが水吸っちゃったんですよね」と、説明を買うときに受けたのですが、なるほどと思いました。んで香り、フランボワーズやチェリーなどの香り、甘くて優しい樽香…あれ?樽…2006では殆ど感じなかった樽香が出てます。手元の資料では、「ステンレス発酵(MLFあり)、樽熟成」とありますが、明らかに2006年と感じが違います。樽を変えたか、焼き方が変わったのか?香りは非常にチャーミングでいい感じです。
 口に含むと、少々強めですが、フレッシュな酸味を感じ、程ほどの果実味、アフターに軽めの苦味を感じます。やはり酸味が突出しすぎている感があり、味わい的には少々水っぽさが否めないかな?と思います。ただし、個人的な好みでいえば2006年よりも今日開けたヴィンテージのほうが好みです。特に香りのニュアンスが。また、あと数年経てば酸味が落ち着いてきて美味しく飲めるのかなと思います。それからあまり重いワインではないので、これからの時期ちょっとチーズを摘みに気軽にピノ・ノワールを…という楽しみ方も出来そうです。

データ
作り手  :中央葡萄酒株式会社
銘 柄  :グレイス・ピノ・ノワール 2007
格付け  :-
セパージュ:ピノ・ノワール 100%
価 格:2,100円

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