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2009/02/01

Château Suduiraut 2003(シャトー・シュデュイロー)

Dscn1183










明日にうpすると書いておきながら、明日になったら面倒になってうpしないと思えたので、今日は二連続で記事更新します。


 私の一番好きなソーテルヌです。個人的にはこのワインの隣のCh.ディケムよりも。
 きっかけは潰れる直前の横浜そごうで投売りされていたこのワインの1983年を飲んでから、いまだにそれを超えるインパクトを持つソーテルヌは飲んでいないからなんですね。

 コルクを空けた瞬間に、香りが周りに一気に広がり、向かいにいる友達が「こいつはすごい」と驚いたのは今でも忘れられません。自分でも本当に衝撃をうけました。なんせグラスにもついでない状態で香りが向かいにいる相手まで広がる。コルクを抜いた私は言わずもがなです。
 それ以降私はこのワインの虜になってしまいました。というか今まで飲んだ甘いワインのNo1を上げるとすると、このワインの1983になります。次点でドイツのゲーテワイン(Winkeler Hasensprung Beerenauslese 1976:ヴィンケラー・ハーゼンシュプルンク・ベーレンアウスレーゼ:畑名、うさぎ跳び)です。ヴィンテージチャート的に言えば1976のドイツリースリングは最高の年でして、このワインもシュデュイローに勝るとも劣らないできでした。(別カテゴリーで1977のグラハムのヴィンテージポートが入るんですが。)

 一人で開けると飲みきれないソーテルヌがこのBlogに登場するというのはあまりないのですが、どうしても飲みたくなったので今日は開けています。
 ソーテルヌはお安いワインではないのですが、なぜ高いのか少々補足をしておこうと思います。

 ソーテルヌは貴腐菌というカビの一種がブドウの皮につくことによって、ブドウの皮に穴を開け、そこから水分が蒸発し糖分が濃縮されたブドウが出来上がります。この貴腐菌が繁殖する条件は非常にシビアで(ソーテルヌ地区やロワールのボンヌゾーなどでは条件が整う)、天候が悪いと貴腐ブドウはできません。正に自然の恵みといえるでしょう。
 また、収穫したブドウの房をそのまま絞れるわけではなく、人の手で「粒単位」で選別しています。手間がかかる上、自然の「気まぐれ」によって出来が変わるため、それが価格に反映されることになります。そしてその結果、舌をとろけさせるほど甘美なワインが出来上がるというわけです。

 パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツの香りや、バニラやナツメグなどの甘ーいスパイスの香りがします。味わいは正にシロップ・・・上品な甘さが口に広がり、のどに滑り落ちていきます。アフターに全体を引き締める苦味が少々。本当に美味しい。


 甘いものが苦手でなければ是非飲んでいただきたいワインです。少々値段は張りますが、値段なりの(以上の)味わいがあると思います。


つまみはりんごのスライスとロックフォールチーズです。うまい。
ソーテルヌを飲むとすごく幸せな気分になれます。


データ
作り手:Château Suduiraut (シャトー・シュデュイロー)
銘 柄:Château Suduiraut 2003(シャトー・シュデュイロー)
格付け:AC Sauternes(1er Cru Classe:プルミエ・クリュ・クラッセ)
セパージュ:セミヨン 90%, ソーヴィニヨン・ブラン 10%
価 格:6,500円

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