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2007年10月

2007/10/10

Macon Verze 2005(マコン・ヴェルゼ)

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 今宵は、ブルゴーニュはマコンのワインを飲んでいます。ブルゴーニュの白ワインといえばこの人!作り手はルフレーヴ(仮)です。(仮)の意味は後ほどw
ルフレーヴといえばそれこそ超有名ドメーヌです。私が飲んだことがあるのは、グラン・クリュ(特級)のみ・・・要は普段は買えないようなお値段のする作り手です。たまたま売っていたので、ちょっと期待しつつ(コント・ラフォンのマコンの例もあるので)あけている次第です。


 香りは金木犀や・・・><。。窓を開けぱなっしだったので部屋中金木犀の香りがしてるんです。気を取り直してもう一度。香りは柑橘系のフルーツ、ミネラル香、非常にクリアですっきりした印象です。時間がたつと香りの変化があるかなと放置してたら、少し蜜のニュアンスが出てきました。
 味わいは、正直いたって普通です。特筆すべきようなインパクトはなし。同じAOCでやっているコント・ラフォンのマコンと比べてもちょっと・・・といった感じがするかなと。ラベルだけ見るとお買い得のような気もしますが、残念ながら(今飲んだ時点では)値段なりのポテンシャルは感じられないような気がします。

 さて、なぜにルフレーヴ(仮)にしたのか・・・まずはラベルです。ちょっと見ただけだと普通のルフレーヴのラベルに見えますが、よく見るとDomaine「s」 Leflaiveとあります。Sがついている。はてはて・・・普通のには「S」はついていません。そしてコルクを見ると、Domaine Joseph Leflaive(ドメーヌ・ジョセフ・ルフレーヴ)とあります。なんだよwww親戚関係ですかいwwwならせめてオリヴィエ・ルフレーヴみたいにラベル変えてくれないかなーなんて思ってしまうわけです。
 このくらいの値段なら、ほかのブルゴーニュのシャルドネを買うという選択肢もあるんですよね。正直。


データ
作り手:Domaines Leflaive(ドメーヌ・ルフレーヴ)
銘 柄:Macon Verze 2005(マコン・ヴェルゼ)
格付け:AC Macon-Villages(マコン・ヴィラージュ)
セパージュ:シャルドネ 100%
価 格:3,300円

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2007/10/08

賀茂金秀 特別純米 秋の便り(かもきんしゅう・とくべつじゅんまい・あきのたより)

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 ここ最近めっきり温度が下がり、夜寝るにも気持ちいい夜風が入ってくるようになりました。そして夜風とともに入ってくるのが、虫の音と金木犀の香り。東京に出てきてというもの秋から冬にかけての香りは金木犀というようになってしまいました。というのも、私の育った盛岡では、金木犀の香りがすることは無かったからです。

 東北では秋の便りは盆過ぎにやってきます。お盆に白樺の皮を焚き(盛岡のほうではお盆の最終日に白樺の皮を炊いて先祖を送るのです)、先祖を送ると風はもう少し冷たくなってくる。空の色も水色から透き通るような青に変わっていく・・・そんな時期です。こちらのほうといえば向こうの盆過ぎがようやく10月くらいといったところでしょうか。
 そのときにする香りというのは特に覚えが無いというのが正直なところです。こちらのほうでは金木犀の香りがしますが、向こうのほうでは風の質が変わっていくといった感じでしょうか。


 風の香りというのはなんとなくですけれども、感じることは無いでしょうか?例えば、秋の金木犀の香りのように、夏なら夕立の後に水が蒸発していくときの香り、春なら桜や青い息吹のかおり、冬なら乾いた香り等。意識はしませんが、普段の生活で香りがすることによって季節を感じることはありませんか?

 東京に着てから私は、金木犀の香りがすると「秋だなぁ」と思ったりしています。


 さて、今宵は広島のお酒をいただいております。銘柄は「賀茂金秀」。秋の便りと言うように、いわゆる「ひやおろし」です。ここ最近というか数年前からの流れとして、先生・後生・本生を初めとた原酒や生酒。純米吟醸や純米大吟醸などの薫り高いフレッシュなものが好まれる傾向にあります。特に日本人の特性として「生」というキーワードに非常に弱い。刺身でも何でもそうですが、「生」=「新鮮」というイメージがあります。生=いい物と勘違いしている風潮も見られると思います。この前日本酒サミットに参加したときもその流れは顕著で、どの蔵も火を入れたものより「原酒」などのラインナップが多かった・・・というより九割方そうでした。
十四代や飛露喜が悪いとは言いませんが、日本酒=「十四代や飛露喜のようなものがいい」と偏った方向に持っていった連中は少し考えるべきだと思っています。それだけではなくもっと広く日本酒の魅力を出していければというのもあるんですが。。。(とは言いつつもトレンド、流れに乗らないと商売ができなくなるという現状もあったりするのですが・・・唯でさえ年々蔵の数は減少しているので。)

 さて、今宵の秋の便り。いわゆるひやおろしになります。とはいっても初めに飲んで思ったのは、ひやおろしなのにフレッシュなこと。味が乗って落ち着いているのですがフレッシュ感がある。香りはツンツン来るような物ではないのですが、フレッシュ感を感じさせるのは精米歩合が55%ということもあるんでしょう。(ラベル上特別純米だが普通は純米吟醸クラス)

 今宵は秋刀魚をさばいて刺身にして薬味は暮坪かぶを添えて。かぶという名前ですが見た目はミニ大根で非常に辛いものです。(岩手県遠野名産)やはり秋刀魚はこのような大根おろしに合いますね。油が乗っている物には特に合います。わさびよりもこちらのほうがお勧めです。

データ
作 り 手:金光酒造合資会社
銘  柄:賀茂金秀 特別純米 秋の便り(かもきんしゅう・とくべつじゅんまい・あきのたより)
米   :千本錦, こいおまち
精米歩合:55%
日本酒度:+3
酸  度:1.4
価  格:2,499円(一升)

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2007/10/02

Chateau Lanessan 1994(シャトー・ラネッサン)

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 都内もすっかり秋めいてきました。涼しい風の気配と、外から聞こえてくる虫の音がとても心地いいですね。
秋と言えば、食事もお酒も最高に美味しくなる時期だと思います。茄子、南瓜、茸、秋刀魚、カマス等上げれば切がないほどです。松茸の土瓶蒸し、ホンシメジのご飯、秋刀魚を焼いたもの(皮を裂いたときの真っ白な脂と苦い腸が最高!!!)に合わせてひやおろしの日本酒を一杯・・・ってのもいいですが、今宵は秋刀魚の煙に合う酒ではなく、秋の夜長に楽しめるワインと行きたいと思います。

 涼しくなってくるとそろそろ・・・と思うのがやはり赤ワイン。ガチガチの赤ワインではなく少し熟成の入ったものなら美味しく頂ける時期になってきたと思います。最近は良いブルゴーニュを何本か飲んだので、多分このBlogではあまり載せていないボルドーワインを久々に開けてみました。(嫌いなわけではなく、手頃で美味しく飲めるボルドーの赤ワインが少ないというのが大きな理由です。)


 で、ボルドーはHaut-Medoc(オー・メドック)のChateau Lanessan(シャトー・ラネッサン)です。いわゆるグラン・ヴァンと呼ばれる1~5級の格付けに入るワインではないですが、評価の高いワインを作っています。
さてさて、少しボルドーのワインについて私の復習を兼ねつつ・・・

ボルドーは川で分断されていて、川のどこに位置するかで大体分けることができます。
大きな川は3つ。
 ドルドーニュ川
 ガロンヌ川
 ジロンド川:南西を走るガロンヌ川と、その東を走るドルドーニュ川が合流してできている川。そのまま大西洋に注ぎます。


各場所の有名なAOC
【ジロンド川左岸】
 ・メドック地区:ジロンド川左岸。1855年の格付けが行われた区画で、Chマルゴー,Chラトゥール,Chラフィット・ロートシルト等ボルドーを代表する地域
【ガロンヌ川左岸】
 ・グラーヴ地区:メドックの南。オーブリオン、パプ・クレマンをはじめとする白ワインが有名。Garveとは砂利の事。土壌が砂利が多く含まれています。
 ・ソーテルヌ地区:いわずと知れた貴腐ワインの名醸地。

【ガロンヌ川・ドルドーニュ川の間】
 ・アントゥル・ドゥ・メール地区:実際は川の間だが、フランス語的には「海の間」の意味を持つ

【ドルドーニュ川右岸】
 ・サンテミリオン地区:この地区自体が世界遺産。私が大好きなシュヴァル・ブランを筆頭にカベルネフランを使ったワインが有名。
 ・ポムロール地区:ペトリュス、ル・パンを初めとするボルドーでも有数の超高級ワインを生む地区。メルローが主体。

【ジロンド川右岸】
 ・コート・ド・ブライ地区:日常的に飲みやすいワインを産出している地区。

 ワイン好きが右岸・左岸といっていた場合、メドック(左岸)かサンテミリオン、ポムロール(右岸)のことを言っている場合が多いです。大体、ブラインド(ボトルを見ないで)で飲んでいる場合、カベルネ・ソーヴィニヨン主体(左岸)なのか、カベルネ・フラン、メルロー主体(右岸)なのかで判断しているからと思われます。

 長い前置きにさらに追加。今宵のワインはメドック地区のオー・メドックというAOCですが、メドック地区は、河口に近い(北側の)オー・メドックと川上のバ・メドック地区に分けることができます。上流側のオー・メドックと河口側のバ・メドック地区に分けることができます(サンテステフ村以北)。いわゆるグラン・ヴァンはオー・メドックにあります。んで、オー・メドックの中に、マルゴー、ポイヤックなどのAOCがあるといった感じです。さらに細かくするとコミューン(村)レベルまで細分化できます(例えばACマルゴーの場合カントナックとマルゴーに分けられる)が、AOCとしてはありません。

あ。あとメドックのAOCの場合、赤ワインしか作ることができません。メドック地区で作られた白ワインはAC ボルドーというボルドー全体のAOCになります。

さっきからAOCとか書いてますが、これはラベルを見ればわかります。
今宵のワインでは、ラベル下方に

 APPELLATION HAUT-MEDOC CONTROLEE

と書いてますが、APPELLATION と CONTROLEEの間に表記してるのがAOC名です。
これについてはフランス全土AOCのカテゴリーに属していれば全部一緒。地域とか細かいところだと畑の名前(ロマネ・コンティ)とかが入ったりします。

 こんな知識は試験受ける人が知ってればいいので、豆知識的にどうぞ。楽しむにあたっては必須ではないです。

長くなりました。

それでは早速飲んでみましょう・・・
香りは、プルーン、カシス、ブルーベリーなどの黒い果実の甘い香り。加えてイチジクもかな?と、少しチョコレートやヴァニラのニュアンスもあります。さすがに13年前のワインだけあって、香りも柔らかです。口に含むと非常にやわらかい酸味、果実味、こなれたタンニン・・・なんとも滑らかに口に入ってくる。シルクのように柔らかい。アフターに鼻に来る香りは林の香りです。
やっぱり熟成されたボルドーワインは旨い・・・ブルゴーニュのピノのような妖艶な香りではないですが、気品のある感じです。この香りと味わいはやはりボルドーワインしか出せないのかなと思います。

妖艶・気品とか出てきたので、ワインを女性にたとえてみましょうかw

個人的なイメージ
 ボルドーワイン  :高貴なレディ
 ブルゴーニュワイン:決して手には届かないお嬢様
ブルゴーニュワインは絶対に手に届かない人のように思えるんですが、ボルドーワインには「もしかして」という希望が少し入るようなニュアンスですw


作り手  :Chateau Lanessan(シャトー・ラネッサン)
銘 柄  :Chateau Lanessan 1994(シャトー・ラネッサン)
格付け  :AC Haut-Medoc(オー・メドック)
セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン 75%, メルロー 20%, カベルネ・フラン 3%, プティ・ヴェルド 2%
価 格:2,300円

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