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2006年9月

2006/09/28

Vieux Marc de Bourgogne “A la Mascotte”(ヴュー・マール・ド・ブルゴーニュ “ア・ラ・マスコット”)

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 今宵は、部屋の片隅にあったマールをゆったりと飲んでいる。
本当は、ドイツワインを開けようと思ったのだが、先日開けたヴェルディッキオがまだすこし残っていたので、夕食と一緒に飲み干した。そして、食後の一杯をどうしようかと酒棚を眺めていると奥の方に、茶色い液体の入った瓶が・・・。
 そういえば最近は茶色い酒というとスコッチになっていたので、たまにはこんなものいいだろうと思って開けている。


 さて、Marc(マール)というのは、簡単に言えばブランデーの一種なのだが、コニャックなどは「ワイン」を蒸留して作るのに対し、マールはワインを作ったときののブドウの搾りカスを蒸留して作ったものになる。搾りカスのことをMarc(マール)という。そのカスを蒸留するとEau-de-Vie-de Marc(オー・ド・ヴィー・ド・マール)と言うが、大体はマールで通じるようになっている。マールもワインと同様に産地規制法で14地区が地名表示を許可されている。ワインの場合はAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)だが、マールの場合はAOR(Appellation d'Origine Réglementé:アペラション・ドリジン・レグレマンテ)となる。
 マールでは上記のように14地区で許可されているが、日本で普通に手に入るものだと、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、アルザスのマールだろう。(とはいっても、普通に酒屋には置いていなかったりするが・・・)

 
 さてさて、早速飲んでみよう。香りはなんというか干しブドウのようなニュアンス、カラメルのような甘い香りがする。味わいは非常にまろやか。アルコール度数が40%あるのでその刺激はあるのだが、滑るようにのどに入っていく。同時に香りとアルコールが脳に回って頭を気持ちよく「包んで」くれる。すでに頭の中だけ質の良い枕に埋まっているような感じだ。

 コニャック、アルマニャックもいいが、ワイン好きにはマールもやはり堪らない。今宵は本当に気持ちよく夢の中に入っていけそうな気がする。

データ
蒸留所:Louis Jadot(ルイ・ジャド)
銘 柄:Vieux Marc de Bourgogne “A la Mascotte”(ヴュー・マール・ド・ブルゴーニュ “ア・ラ・マスコット”)
格付け:AR Marc de Bourgogne
価 格:4,000円

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2006/09/25

Cote de Nuits Villages 2004(コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ)

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 今宵は、Jayer Gilles(ジェイエ・ジル)のワインを開けています。
というのも、先日のDOKAさんのコメントの通り、今月20日に84歳で亡くなったからです。氏は前立腺がんを患っていたようです。アンリ・ジャイエ氏に関係する作り手は、エマニュエル・ルジェ、メオ・カミュゼなど綺羅星のごとくブルゴーニュに現れた作り手にも大きな影響を与えました。本来ならアンリ・ジャイエのワインを追悼に飲みたいところですが、すでに値段も高騰して一般人には買えない値段になっているので、今宵は従兄弟(現在は従兄弟ロベールの息子)であるJayer Gilles(ジャイエ・ジル)のワインを開けています。

このドメーヌはパストゥ・グラン以外は100%新樽を使って、非常にパンチの有る作りをしています。

 さて早速飲んでみましょう。香りは、ヴァニラや土の香り。オレンジピールのような香りが混在しています。樽も結構焼いているのか、香ばしい燻したニュアンスも・・・。やはりまだ早いといった印象です。しっかりとした酸味。凝縮した果実味が感じられ、タンニンもしっかり。まだまだ若い印象は否めません。もっと置いていた方がもっと美味しく飲めると思います。今開けるなら、開けた次の日やその次の日くらいが丁度いいのかなと思います。

 偉大な作り手を偲びつつ、今宵は味わいましょう。

 最後に・・・
 Veuillez agréer mes condoléances sincerest.


データ
作り手:Domaine Jayer Gilles(ドメーヌ・ジャイエ・ジル)
銘 柄:Cote de Nuits Villages 2004(コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ)
格付け:AC Cote de Nuis Villages
価 格:5,250円

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2006/09/24

Casal di Sarra Verdicchio dei Castelli di Jesi 2004 Classico Superiore(カザル・ディ・サッラ・ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ・スーペリオーレ)

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 ドイツワイン並みに長い名前のこのワイン。イタリアはマルケ州のワインです。名前の通り「ヴェルディッキオ種」で作られるスッキリ系のワインで、まだ暖かく天気のいい日にはぴったり。ブルスケッタを食べながらこのワインを飲んでいます。

 イタリアでは北部の名醸地(ピエモンテ、トスカーナ)のワインが有名で南のワインは取り上げられることも少ないのですが、安くて美味しいワインが沢山あるので普段飲みにも最適だと思っています。

 さてさて、今宵のヴェルディッキオ。香りはフレッシュな柑橘系のフルーツや、甘い花の香り、りんごなどのフルーツの香りがします。あと軽く樽香もか・・・。味わいは、爽やかな酸味と予想外に濃縮された果実味。非常にいいのですが、すこし苦味が強いかなと思います。もうちょい苦味が少なければかなりバランスがいいんですが。
 今度は別ヴィンテージを試してみたいですね。

 手元のガンベロロッソには2004年の評価は載っていませんでした(手持ちのものが古いため)参考までに2002年はドゥエ・ビッキエリの評価がつけられていました。


データ
作り手:Umani Ronchi(ウマニ=ロンキ)
銘 柄:Casal di Sarra Verdicchio dei Castelli di Jesi 2004 Classico Superiore(カザル・ディ・サッラ・ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ・スーペリオーレ)
格付け:DOC Verdicchio dei Castelli di Jesi(ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ)
価 格:1,200円

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2006/09/13

Talisker aged 10 Years(タリスカー)

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 気づけばもう秋雨前線が停滞する時期になり、今夜もシトシトと雨が降っている。梅雨が長かっただけに今年は、随分雨が降っているような気がするのだが・・・

 やはり秋の夜長には、JazzやR&Bを聞きながら茶色い酒がいい。間接照明にして好きな音楽を聴きながら酒を飲めば、現実をしばし忘れてゆったりする事ができる。非常に簡単で、完璧ではないが「心の洗濯」ができるいい時間である。
 さて、今宵の供はスカイ島のモルトウィスキー、Talisker(タリスカー)の10年。スカイ島唯一の蒸留所で作られるモルトである。スカイ島はアイラより更に北にある島。スコッチウィスキーではハイランド、スペイサイド、ローランド、アイラと大きく4地域とIslands Maltといって様々な島で作られたものを一括りにして纏めたものの5つに分けられる。アイラも島なのだが、アイラ島には何件も蒸留所があるのでIslands Maltには入らず、単独の括りになっている。

 さて、Islands Maltは他にも何銘柄かあるので、紹介しておこう。
  ・Talisker(タリスカー):スカイ島
  ・Scapa(スキャパ):オークニー諸島メインランド島(スコットランドの北端)
  ・Highland Park(ハイランドパーク):オークニー諸島メインランド島
  ・Tobermory(トバモリー):マル島(アイラ島の北東、ジュラ島の北)
  ・Ledaig(レデイグ)::マル島(アイラ島の北東、ジュラ島の北。蒸留所は上と同じ)
  ・Isle of Aran(アイル・オブ・アラン):アラン島
  ・The Isle of Jura(ジ・アイル・オブ・ジュラ):ジュラ島

 このくらいが、Island Maltと呼ばれている銘柄である。

 さてさて、今宵のタリスカーである。味の変化を楽しみたいのでロックにしてみた。この酒は、現地で「魂の酒」と呼ばれている。スモーキーな強いピートとオイリーな香りはアイラモルトに近いものを感じる。味わいはスパイシーでコクがあり非常にパワフル。だが旧ラベルと比べると多少まろやかに感じるのは私だけであろうか?

 今宵はこのままゆっくりと時間が流れるのを楽しむことにしよう。


データ
蒸留所 :TALISKER Distillery
銘  柄:TALISKER 10 years(タリスカー)
価  格:5,000円

今宵の一曲
Mystic Voyage/Ronnie Jordan with Roy Ayers

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2006/09/12

Moscastel Malaga(モスカステル・マラガ)

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 スペインにはシェリー以外にもフォーティファイドワインがあります。それが今宵飲んでいるマラガワイン。マラガはスペインはアンダルシア地方の港町。その地域で作られたフォーティファイドワインです。
 今宵のマラガはモスカテル・デ・アレハンドリア種というブドウから作られた物で、名前から分かる通り、フルーティーな甘口なワインです。シェリー同様ソレラシステムで作られただけあって、飲み応えの有るつくりになっています。これがペドロ・ヒメネス(ブドウ品種)の場合はもっと濃いワインになります。

 シェリーも良いですが、ちょっと方向を変えて、マラガなどもいいものです。

 食後にゆったり甘いワイン・・・至福のひと時です。


データ
作り手:Bdegas Gomara(ボデガス・ゴマラ)
銘 柄:Moscastel Malaga(モスカステル・マラガ)
格付け:DO Malaga(マラガ)
価 格:1,800円

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2006/09/11

Chablis 2003(シャブリ)

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 シャブリです。フランス辛口白ワインの代名詞というよりも、「辛口白ワイン」の代名詞と呼ばれるくらい有名なワインです。
 夕飯のメインが海老だったので、やはりスッキリとしたワインがいいでしょう。アントル=ドゥー=メールでもよかったのですが、残念ながら手持ちに無かったので、このシャブリと相成りました。

 香りはグレープフルーツの皮などの柑橘系フルーツや、ミネラル香そして蜜のような甘い香りなど。安い割には結構期待できる香りです。爽やかな酸味ときちっとした味わい。スッキリとしていますが、薄っぺらい味わいではないので、好感が持てます。値段を考えてもかなりいい線行ってると思います。
 個人的には、結構好きな香りと味わいでした。





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で、今日の夕飯です。まずは左側、車海老とアサリのトマトリゾット。車海老は小さくて米の中に埋没してますがw。偶々海老が食べたかったので、生きた車海老とアサリを買ってきて作りました。アサリと車海老の頭でスープを取り、別に作っておいたトマトソースにあわせて魚介トマトスープを作り、リゾットにしています。
 真面目に手間をかけてスープを作ると、やっぱうまいです。残ったスープは冷凍庫に入れておけば又使えるので、非常に便利です。
 右の方は、海老のソテーにオクラを添えたものです、ソースはさっきリゾットに使ったスープにさらに海老の頭を加えてガシガシ潰し、漉したものにバターを加えて作りました。(アメリケーヌソースもどきw)海老の頭から出た濃厚な味わいとプリプリした海老が上手く絡まって美味しくできたと思います。






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 でこれは、リモンチェッロ5日目の状況です、前回の写真と見比べていただければわかりますが、かなり色が落ちて、濃い緑色になってきました。微妙に黄色も混ざって微妙に黄緑色になっています。前回作ったのは真冬で、色もすぐに出なかったので結構長くつけましたが、今回は1週間半~2週間くらいで上げてみようと思います。


データ
作り手:Domaine du Chardonnay(ドメーヌ=デュ=シャルドネ)
銘 柄:Chablis 2003(シャブリ)
格付け:AC Chablis(シャブリ)
価 格:1,200円

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2006/09/06

Limoncello Soda(リモンチェッロ・ソーダ)

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 久々に自家製リモンチェッロが飲みたくなったので、簡単にソーダで割って飲んでいます。リモンチェッロは、イタリアのリキュールで日本で言う梅酒のように現地では各家庭で作って飲んでいたりします。
 リモンチェッロで使用するレモンは、ナポリ近郊の海岸で生産されるレモンで作られるんですが(アマルフィーやソレント、カプリ島など)、リキュールメーカではシチリアのレモンで作っているところもあるようです。実際、日本で売っているレモンより皮が厚く、2~3回りくらい大きいです。さらに香りも強いのが特徴です。
 残念ながら日本では、本物のリモーネは手に入らないので、2年前には小豆島産の無農薬レモンを使って作りました。やはり皮を使って作るので、農薬まみれ防腐剤まみれのレモンは使いたくないですよね。
 
 リモンチェッロはレモンの皮にイタリア版焼酎(95度くらいの強烈なもの)をつけて、付け上がったものにシロップで割って作ります。よって香りはレモンなのですが、酸味の無いレモンの香りがついたリキュールになります。これを冷やしてストレートでもいいのですが、レモンジュースで酸味を足してあげてソーダで割ると夏向きのおいしい飲み物になります。
 今は風呂上りにこれを飲んでいるのですが、レモンの香りと酸味がさわやかで非常にうまいです。




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さてさて、今日帰りに熊本産の無農薬レモンが売っていたので、早速買ってきて漬け込みました、さすがにイタリアの焼酎は市販していないので、代用品としてポーランドのウォッカ「スピリタス」を使っています。度数は96度。日本で売っている蒸留酒では最強の度数を誇る酒です。これから2~3週間程漬け込んで、シロップで割ってビンに詰めれば出来上がりです。アルコール度数が高いのと糖度が高いので、相当ひどい環境におかない限り腐ったりすることはありません。
 今回作ったのが出来上がった暁には、Blogに載せたいと思います。

データ
カクテル名:Limoncello Soda(リモンチェッロ・ソーダ)
材   料リモンチェッロ 45ml, レモンジュース 15ml, ソーダ 適量
作 り 方:ビルド

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2006/09/03

Muscat Sec 2003(ミュスカ・セック)

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 今年の夏は、暑かったのか・・・寒かったのか・・・梅雨前のほうが夏らしく、8月は雨であっという間に過ぎて、もう夜は虫の声が聞こえて秋に入ってきているのかと思いきや、今日のように暑い日もあり・・・。今年は良くわからないですね。

 さて、やはり暑いときにはサッパリとした白ワイン。南フランスのラングドック地方にある、サンシ・ニアンのワインを開けています。このACサン・シニアンは、1982年にAOCに昇格された地域で、AOCの中では新しい部類に入ります。隣は赤ワインの有名なACフォージェール。今の時期はあまり飲みませんが、あと2ヶ月くらいたてばおいしく飲めそうな気がします。やはり赤ワインは涼しいほうがいいですね。
 
 で、今日はミュスカという品種ですが、マスカットの甘い香りがする南仏特有の品種です。この品種は辛いものから、甘口までオールマイティーな品種です。

 香りは、やはりマスカットの甘い香り。口に含むとさわやかな酸味と、軽く甘みを感じるほど豊かな果実味。アフターにそれを流す苦味が心地いいです。

 気軽に飲める、ワインの苦手な人でもお勧めなワインです。

データ
作り手:Clos Bagatelle(クロ・バガテル)
銘 柄:Muscat Sec 2003(ミュスカ・セック)
格付け:AC Saint-Chinian(サン・シニアン)
価 格:2,000円

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