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2006年3月

2006/03/31

Trebbiano D'abruzzo 2004(トレッビアーノ・ダブルッツォ)

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普段のみの白ワインでスッキリしているといえば、フランスではミュスカデ。イタリアではこのトレッビアーノ・ダブルッツォがやはり出てくるだろう。
約一部の作り手さえ外せば、大体1000円前後で買うことが出来るのもいい。
このワインを産出するアブルッツォ州は、イタリアの半ば位にあってアドリア海に面している。隣の州は首都ローマがあるラッツィオ州。
ほかの州と比べると超有名な観光名所があるわけでもないので、なかなか訪れる機会はないが、スカンノ市の町並みは一度見てみたいと思っている。

さて、スッキリしたこのワインは安いながら、癖が強くないので魚料理やパスタ、サラダ(レモンなどをドレッシングにして)など軽めの料理とあわせられるのもいい。とにかく肩肘張らずに楽しめる、そんなワインである。

香りは、レモンなどの柑橘系フルーツの香りと少し硬いミネラル香がする。口当たりはやわらかくフレッシュな酸味。そして軽い甘みがある。
あれこれ考えずに飲める美味しいワインだろう。

今日は桜海老が売っていたので、桜海老とアスパラのパスタを作ってみました。ワインとも相性が良く美味しくいただきました。


データ
作り手:Farnese(ファルネーゼ)
銘 柄:Trebbiano D'abruzzo 2004(トレッビアーノ・ダブルッツォ)
格付け:DOC
価 格:900円

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2006/03/30

Piesporter Goldtrophchen Reisling 2004(ピースポーター・ゴールドトロッフェン)

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 Goldtrophchenとは「黄金の雫」の意味。Goldtrophchenと言えば、やはりこのトリアー慈善連合協会というほど知られている醸造所だ。
 その歴史は18世紀ヴェネディクト派の修道院があったところから始まる。Hospitien(ホスピティエン)というのは、キリスト教で言う隣人愛に基づいて救済を行っている施設のこと。ちなみにフランスで言うと「オスピス」になる。現在は、養老院が敷地内のほとんどを占めていて醸造所は、その一部らしい。

 ワインの名前が「黄金の雫」というのは、なんとも言えず美味しそうに見える。
 さっそく飲んでみよう。
 香りは、白い花、青りんご、蜂蜜、石油香。そしてミネラル香・・・甘い香り、そう熟していない白桃のようなニュアンスがある。いい・・・口に含むとフレッシュな酸味と上品な甘みが同時に広がって、喉を駆け抜けていく。
美味しいです。ドイツワインにしては9.5%もアルコール度数があるので(しかもQbA)調子に乗って飲んでたら結構酔ってしまった。
気持ちよい・・・この時間をゆっくり味わいたいと思う。


Scharzhof 2004(シャルツホーフ)もそうだったが2004年のドイツワインは非常に出来がいい。
美味しいので是非試してみてください><b

データ
作り手:Vereinigte Hospitien(フェアアイニグテ・ホスピティエン醸造所:トリアー慈善連合協会)
銘 柄:Piesporter Goldtrophchen Reisling 2004(ピースポーター・ゴールドトロッフェン)
格付け:QbA
価 格:2,200円

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2006/03/23

Soave Classico LA FROSCA 2004(ソアヴェ・クラシコ・ラ・フロスカ)

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ソアーヴェは、イタリアを代表する白ワインで、日本にも多く入ってきている。作り手も様々、安くて本当に美味しいのもあれば、結構ひどいのに当たることもある。

その中で、お勧めしたい作り手が今宵飲んでいるGINI(ジーニ)だ。
この作り手は、現地でも非常に評価が高い。またLA FROSCAの上のワインになる、サルヴァレンツァは、ソアヴェの中でもトップクラスのワインだと思う。

さて新しいヴィンテージは試していなかったので、早速飲んでみよう。

香りは、白い花、ナッツ、青りんごのフレッシュな香り、そしてミネラル香。いい香りがする。
若いだけにまだ非常にフレッシュ。口の中に入れるとピチピチとした酸味が味わえる。
ヴォリューム感があり、リッチな味わい。
酸味が広がりつつ軽い苦味が口の中を駆け抜けていく。

本当に美味しい白ワインだと思う。

他にお勧めのソアーヴェの作り手を紹介しておこう。
 ・ピエロパン
 ・コッフェレ
 ・イナマ

 もうDOCのソアーヴェではないが
 ・アンセルミ

もお勧めしておこうと思う。

データ
作り手:GINI(ジーニ)
銘 柄:Soave Classico LA FROSCA 2004(ソアヴェ・クラシコ・ラ・フロスカ)
格付け:DOC
価 格:2,700円

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2006/03/22

Pierre Paillard Brut(ピエール・パイヤール・ブリュット)

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 今宵もまた、シャンパーニュです。前回と違って、大きなメゾンではなくRM(レコルタン・マニピュラン:
ブドウを自社の畑で取れたものを使い、自社で醸造する作り手のこと。)のを頂いています。今回はブドウはすべてグラン・クリュ。
 前回のと比べるとどうなのか、ちょっと期待です。

 香りは、イースト、バター、蜂蜜。。ちょっとランシオ香もします。泡も繊細で、飲んだ後のアフターは完全に蜂蜜です。全体的に柔らかな印象。まとまっていて美味しいです。
ただこれといったインパクトがないのが少しさびしいかも。

書きながらだんだん気持ちよくなってきた自分がいます。このまま、泡に包まれた状態で寝たいです。


データ
作り手:Pierre Paillard(ピエール・パイヤール)
銘 柄:Pierre Paillard Brut(ピエール・パイヤール・ブリュット)
格付け:Champagne Grand Cru
価 格:3,700円

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2006/03/21

'C' Chardonnay Blanc du Castel 2003('C' シャルドネ・ブラン・デュ・カステル)

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イスラエル。3大宗教の聖地がある国。
一度はイェルサレムに行って聖地を見てみたいとは思っているのだが、なかなか機会がなく行けずにいる。

今宵はイスラエルのシャルドネを頂いている。本格的にワインを造り始めたのは1880年代からになるが、フェニキア人が紀元前3000年前からワインを造っていたので、実際はかなりの歴史を持っている。

さて、イスラエルには評価の高いワイナリーがあるのだが、今宵飲んでいるのはそこのシャルドネになる。
このシャルドネは、バタール・モンラッシェと比喩されるぐらい評価が高い。

さて早速飲んでみよう。
香りは、ナッツや柑橘系の皮、蜂蜜、ミネラル香。かなり複雑・・・これはいい。やはりフレンチオークの新樽100%だけあり、甘く香ばしい香りがする。
とろりと口の中に入ってくる。穏やかな酸味と果実を頬張っているかのような果実味。
濃いです。本当に。とてつもない強い香りのするキスラーなどと比べると流石に上品。

サシャーニュ、ピュリニー・モンラッシェ・・・ムルソー。確かにこれは対抗できると思う。
この前、マルク・コランのムルソー・ナルヴォを飲んだが、値段を考えると・・・・
かなり迷うのは確かだ。

赤のCastel Grand Vinの買っておいたので、そのうち開けようと思う。

データ
作り手:Domaine du Castel(ドメーヌ・デュ・カステル)
銘 柄:'C' Chardonnay Blanc du Castel 2003('C' シャルドネ・ブラン・デュ・カステル)
格付け:-
価 格:3,000円

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2006/03/19

Le Rose de Giscours 2004(ル・ロゼ・ド・ジスクール)

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梅の花も咲き、そろそろ桜の便りも南の方から聞こえるようになりました。
東京ではまだ桜は咲いていませんが、それに先駆けてお花見などに似合うワインを今宵は頂いております。

花見といえば、ビールに日本酒。それでもいいですがワイン好きの私はやはりシャンパーニュなどのスパークリングワインやロゼワイン。ロゼワインは色も濃いピンク色なので花見に最適だと思います。

私は、南仏のロゼワインが好きなのですが、久々にボルドーのロゼもいいと思って開けています。

作っているのは、マルゴーでボルドー3級のワインを作っているChateau Giscours(シャトー・ジスクール)。

ほのかに甘いベリー系の香りがします。やさしい酸味とロゼにしては少し強めのタンニン。
果実味もほどほどで、バランスもいいと思います。
気軽に飲めるワインですね。

データ
作り手:Chateau Giscours(シャトー・ジスクール)
銘 柄:Le Rose de Giscours 2004(ル・ロゼ・ド・ジスクール)
格付け:AC Bordeaux Rose(ボルドー・ロゼ)
価 格:2,000円

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2006/03/18

シャンパーニュ

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シャンパーニュはワインの中でも特に好きで、お金さえあれば毎日でも飲みたい、そんなお酒である。
(ただし廃人になるのが確実だが)
香り、味ももちろんいいのだが、シャンパーニュを飲むと気持ちが良くなる。気持ちの良くなるお酒は、シャンパーニュが一番!

今宵は、有名メゾンのシャンパーニュを開けてみた。(実はテタンジェも飲んだのだが、写真を撮っていないので割愛します)あえてヴィンテージ・シャンパーニュではなくノン・ヴィンテージにした。
というのもそのメーカーの「定番」でしっかりと比べてみたいと思ったからというのがある。


さてまずは、Louis Roederer Brut Premier(ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ)
素晴らしく元気な泡の状態。コルクの開きも問題はない。
香りはイースト香、ナッツ、蜂蜜や白い花・・・これはいい。
口の中に繊細な泡が広がる。。穏やかな酸味と非常に濃い果実味。ずっしりと飲み応えのあるシャンパーニュ。ノックダウンでした。

そして次は、Bollinger Special Cuvee Brut(ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット)。ボランジェは、007が御用達のシャンパーニュとしても有名。
ノン・ヴィンテージにしては値段が高いのが少々ネックではある。

さてこれも状態が素晴らしい。泡も元気で、コルクも目一杯広がっている。
香りは・・・ナッツやイースト香、蜂蜜、花。そしてしっかりとしたミネラル香。ボランジェってミネラル香のするのは初めてだった。かなり状態が良い(というか、一番新しい物を確認して購入した)。
繊細な泡が素晴らしい、果実味もしっかりしていて全体のバランスが最高。
本当に美味しいシャンパーニュだと思う。しばし自分の世界に浸ってしまった・・・

どちらもしっかりとした味わいのあるシャンパーニュだけれども、より重いシャンパーニュをお好みの方は、Louis Roederer Brut Premier(ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ)をお勧めする。

個人的には、Bollinger Special Cuvee Brut(ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット)の方が好き。

コルクの写真を撮って載せてみた。左がロデレールで、右がボランジェである。
NVのシャンパーニュを買って開けて、全くコルクが広がらないのは状態が悪い証拠。
(ヴィンテージ・シャンパーニュで古いものについては、開きが悪くても問題はない)

ノン・ヴィンテージのシャンパーニュは、新しいものを買ってさっさと飲むのが吉。
その方が美味しくいただけると思う。


データ1
作り手:Louis Roederer(ルイ・ロデレール社)
銘 柄:Louis Roederer Brut Premier(ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ)
格付け:Champagne
価 格:5,000円

データ2
作り手:Bollinger(ボランジェ社)
銘 柄:Bollinger Special Cuvee Brut(ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット)
格付け:Champagne
価 格:8,000円

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2006/03/13

Chateau Rauzan-Gassies 1997(シャトー・ローザン・ガシー)

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 マルゴーには多くのワインがあり、その中でも1級のシャトー・マルゴーが特に有名である。
(某ワイン好き女優さんの名前のついた、サードワインもある・・・)
個人的には、シャトー・マルゴーよりシャトー・パルメの方が好きなのだが、それはいいマルゴーを飲んでないからなのかもしれない。
 さてさて、今宵はChateau Rauzan-Gassies 1997(シャトー・ローザン・ガシー)を頂いている。何気に1855年の格付けの時には2級を取ったシャトーなのだが、現在の評価はお世辞にも高いとはいえない。
(2級の中では結構買いやすいワインだと思う:値段的にも)

私の中では結構マイナーなシャトーで、2級の中ではたまにに忘れているときのあるシャトー・・・
そんなこともあって久々に開けてみた。

香りは、カシス等の黒い果実の甘いニュアンスと、タバコの葉・・・そして少し焦げたような・・・表現が難しいのだが、そんなニュアンスの香りがする。口当たりは非常に柔らかく、穏やかな酸味。アルコールもタンニンとなじんできていると思う。バランスもそんなに悪くない・・・ただタンニン(苦味)が少し強いかなと感じた。
飲んだ感じだと、これ以上置いておいても、下がるだけ(味、香りともに)なのかなと少し思う。今頃が丁度いいかもしれない。

 マルゴーにはもうひとつChateau Rauzan-Segla(シャトー・ローザン・セグラ)というシャトーがある。もともとローザン・ガシーと一緒だったのだが、訳あって現在は別々に分かれている。


データ
作り手:Chateau Rauzan-Gassies(シャトー・ローザン・ガシー)
銘 柄:Chateau Rauzan-Gassies 1997(シャトー・ローザン・ガシー)
格付け:AC Margaux(マルゴー)
DEUXIEME CRU CLASSE(デゥージィエーム・クリュ・クラッセ:メドック第2級)
価 格:3,000円

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2006/03/11

転機

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 3/10に5年勤めた会社を退職しました。
 次はITではなく全く違う業種ですが、経験を生かしてがんばっていこうと思っています。

 退職記念ということで、自分でワインを明けました。一緒に飲んだのは、元同僚でワイン好きな二人。思いがけないプレゼントもらいました。

本当にありがとう。

 まずは、リースリング・ゼクト。ラインガウでは有名なRobert Weil(ロバート・ヴァイル)の泡物です。
安いドイツの泡物は近所のスーパーでも置いていたりするのですが、しっかりしたのを飲むのはかなり久しぶりでした。
 香りが本当に華やかですね。香りが良い。泡も結構きめ細かで美味しかったです。ただ、しっかりとしたシャンパーニュが好きな人には物足りないかもしれません。

 そして、一番の楽しみだったChateau Suduiraut 1982(シャトー・シュデュイロー)。ラベルがグズグズですが中身が問題なければ別にかまいません。慎重にコルクを抜いてもらい・・・
 本当に蜂蜜です・・・こいつは・・・やはり熟成させたソーテルヌは本当に美味しい。甘いんですが酸もしっかりのっていていいですね。デザート食べたくなってしまいました。

データ1
作り手:Robert Weil(ロバート・ヴァイル)
銘 柄:Reisling Sekt Extra Brut 2004(リースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュット)
格付け:Sekt b A(ゼクト・ベー・アー)
価 格:3,000円

データ2
作り手:Chateau Suduiraut(シャトー・シュデュイロー)
銘 柄:Chateau Suduiraut 1982(シャトー・シュデュイロー)
格付け:AC Sauternes(ソーテルヌ)
価 格:失念しました

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2006/03/08

Mercurey Clos Rochette 2002(メルキュレ・クロ・ロッシェット)

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ブルゴーニュのシャルドネを飲んだのはいつだったか・・・とりあえずこのBlogのアーカイブを確認してみた。

・・・

ぜんぜん飲んでない・・・シャブリが最後か・・・
このBlogに乗せてない物で結構飲んでるはずと思い記憶をたどったが、「ブルゴーニュ」の「シャルドネ」となると全く飲んでないことに気づいた。

というわけで。

今宵はブルゴーニュのシャルドネを飲んでいる。

ACはMercurey(メルキュレ)。ブルゴーニュではコート・シャロネーズ地区に属する。ボーヌ地区の南ということもあり、土壌も似ているため、生産されるワインも似たような感じになる。

そして今回飲んでいるメルキュレは赤ワインが多く生産される区域で、ボーヌより安くて手の出しやすいワインが多い。ちなみに白ワインの生産量は少ないのだが、結構良質なワインを生産している。

というか、シャロネーズ地区はボーヌのような特級畑がある地域ではないのでお買い得の良質ワインが結構ある。

たまにはサシャーニュ・モンラッシェやムルソー、コルトンも飲みたいけれど、普段飲むならコストパフォーマンスがいい方が良い。

さて、香りはヘーゼルナッツやミネラル香が多く占める。やさしいアタックと充実した果実実。
美味しいです。この価格なら十分納得。


書いててなんだが、コルトン・シャルルマーニュ最後に飲んだのは3年前なので、ちょっと飲みたくなった。
誰か飲ませてくださいw

作り手:Domaine J FAIVELEY(フェヴレ)
銘 柄:Mercurey Clos Rochette 2002(メルキュレ・クロ・ロッシェット)
格付け:AC Mercurey(メルキュレ)
価 格:2,200円

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2006/03/03

銀座にて、Y&M Bar KISLING

 久々に銀座の街を歩きたくなって、いつもの地下鉄を途中下車し銀座線に乗った。金曜日の18:00ということもあり銀座駅で降りる人が多い。
私は銀座4丁目交差点の出口から地上に出て、ゆっくりと周りを見渡す。

 雨上がりで、少し寒い銀座の交差点は人で溢れていた。みな少し身を屈める様に歩いているのは、3月とは言えいつもより気温が低いからだろう。

 今日行くBarを決めていなかった私は、散歩しながらどこに行こうか考えることにした。交差点から足は南(新橋方面)に向かっている。途中でMori Barのオーナーバーテンダー毛利隆雄氏とすれ違う。(もしかするとそっくりな人かも知れないが)
 松坂屋を過ぎ交差点を曲がって、何も考えず外堀通り方面へ。フェラガモを横目に足を進める。

 外堀通りまで出てふと足を止めた。すれ違ったときに既に行き先を決められていたか?もうMori Barの看板が見えている。

 そこでしばし考える。

 スペインバルで軽く飲むか・・・それともこのままMori Barか?
 Mori Barで決めかけていたのだが、そういえばMori Barのオーナーバーテンダー、毛利隆雄氏のイニシャルが入った店が出来たことを思い出す。

 小さなビルのエレベーターを上がって7階へ。

 大きなガラスが入った木製のドアの金属製のドアノブに手をかけるのに少し躊躇する。
初めてのBarのドアを開けるときはやはり緊張するものだ。

 緊張しながらドアを開けると、カウンターの真ん中に通された。このBarの店名にも入っている「モイーズ・キスリング」の絵が目の前に飾ってある。
どうやら私がファーストゲストらしい。

 奥から白いバーコートをピシッと着た白髪のバーテンダーがいらっしゃった。このBarのYこと吉田貢氏である。
銀座で昭和34年からBar「よ志だ」でオーナーバーテンダーをされていたのだが平成16年に店を畳んでしまい、今はこのBarをMこと毛利隆雄氏と一緒に開いている。

 「よ志だ」に行く機会がなく店がなくなってしまったので、一度も飲むことが出来なかった。だが今宵はついに飲むことができる。

 まずはお通しのコンソメスープを一口。外が寒かったので体が温まる。
 一杯目はギムレットをオーダーした。無駄のない動きで作業が進められていく。綺麗な白薄緑の液体がカクテルグラスに注がれて私の目の前に出された。

 ハードシェイクではないので氷が表面に浮かんではいない。。。しばしカクテルを見つめてしまった。

 「一杯目で、のどの渇きを潤してください」

 そう言われてふと我に返る。口をカクテルグラスに近づけてまず一口。冷たい氷のような液体が口の中が広がり、ジンとライムのの香りが鼻を抜けていく。
 きっちり仕事をされたギムレットは、素晴らしかった・・・しばし考えつつ冷たい液体を口の中に運んでいった。

 何杯か飲んで、自分の世界に浸るうちに周りを見るとカウンターは、既に一杯になっていた。
 さて。最後は・・・吉田氏のマティーニを・・・と思ったのだが、既に自分のアルコール許容量を越していたらしい。後ろ髪を惹かれる思いでチェックをしてもらう。

 狭いエレベーターを降りて外に出ると冷たい風が心地よい。今宵は、酔うのも忘れてBarの空間にゆったりと居れた様だ。程よい緊張感と気持ちよい空間がある良いBarだと思う。

 まだ夜は始まったばかりで、相変わらず銀座の街は人が多い。

 次は必ずマティーニを飲もう。そう考えつつ、銀座4丁目の交差点に向かい足を進める。


店名:Y&M Bar KISLING

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2006/03/02

甲州きいろ香 2005

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日本のワインは、山梨の勝沼が有名で白ワインは甲州、赤はマスカット・ベリーAが主な品種となる。最近では欧州品種のシャルドネ、リースリング、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどを栽培しワインを醸造しているワイナリーもある。スーパーやコンビニなどでも日本のワインを置いているので、身近になってきた感がある。
今宵はメルシャンの甲州きいろ香 2005を飲んでいる。昨年の春に初めて飲んだのだが、今年も3/1にリリースされたと聞いて早速買ってみた。

ボルドー大学富永 敬俊博士とメルシャンが共同開発して、甲州から柑橘系の香りを出すようにしたワインがこれになる。今までの甲州と言えば(酵母にもよるのだが・・・)他の欧州系の品種に比べると香りがあまりはっきりせず、インパクトにかけていたと個人的には思っている。あるいみ「特徴のなさ」が甲州の特徴でもあったのだが、このきいろ香りは少し趣が異なる。

香りは黄色い柑橘系の香りやフレッシュなライムのような香り、そして日本酒のような甘いニュアンス・・・乳酸のような香りだと思う。さわやかな酸味で味わいはすっきりとしている。
魚料理や、日本食にも合うようなワインだと思う。


2004年より今年の方が出来がいいのかな?とちょっと思った。

作り手:メルシャン
銘 柄:甲州きいろ香 2005
格付け:-
価 格:2,200円

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